谷端川歩き1/2 | らんまるの街道歩きブログ

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2016年6月25日(

 

今日は久々に暗渠歩きとして、谷端川(小石川)跡の暗渠を

歩いてみました。谷端川は有楽町線千川駅の近くに水源を

持ち、蛇行をしながら椎名町、板橋、大塚、小石川を流れ

水道橋で神田川に合流する、神田川の支流です。

 

歩行ルートは↓

歩行距離は全部ひっくるめて13.4㎞ほどでした。

 

今朝はのんびりと家を9時頃出て、地下鉄を乗継ぎ

ほぼ10時頃に千川駅に到着し、暗渠散歩スタートです。

 

県道441号から一本西の通りに入り少し南下すると

左側に粟島神社という神社があります。境内に入ると

鮮やかなブルーの紫陽花が満開!

 

境内には橋が架かっています。

橋の両側には池がありますが、これが谷端川の水源。

(↑は境内の外の道路から見た写真です)

この神社には鎌倉時代から水の神様が祀られているそうです。

水源の石で文字通り甲羅干しをしている亀は水神の使い?

 

境内から南に向かっている何てことない道が谷端川跡。

 

境内から100Mちょっとほど南下すると通りの右側には

「つつじが丘アトリエ村跡」という表示とレリーフがあります。

案内板によると、昭和13年(1938)から10棟ほどアトリエが

ここに建てられアーティストが住んでいたとのこと。

 

更に数百メートル進むと椎名町駅付近の商店街に入ります。

商店街を通り抜け、椎名町駅すぐ横の踏切を超えて、、

踏切を渡ってすぐの細道に入ると、川跡らしい細道が

続いており、本日最初の暗渠風情。

いかにも川の跡って感じの蛇行具合がいいですね。

 

その後道なりに車道に合流し、首都高中央環状を潜ります。

潜った後、更にどことなく川の跡的な道路は緩やかに左カーブを

しながら進んでゆきます。

 

そのまま進むと大きく左カーブをして完全に北向きになり、一旦

西武池袋線の線路で行き止まりに。

 

線路直前の手前のちょうど川跡の辺りかと思われるところには

「目白四丁目児童遊園」があります。

申し訳の遊具がぽつんと置いてありますが、この辺りが「仮」の

由来なのでしょうか?

 

さて、行き止まりになってしまったので、3枚上の写真にある

交差点まで戻り一旦北上して、行き止まりの反対側まで

迂回をします。行き止まりの反対側が↓。

写真右端奥に見えているマンションの下方に、さっきの

仮児童遊園がある訳ですね。

 

その反対の北側を向くと谷端川跡が遊歩道になっている、

谷端川南緑道の始まりです。

上の写真にも写っていますが、谷端川緑道流路の案内略図が

遊歩道の随所にあり、GOODです。

 

谷端川緑道を歩いていると、道路と交差するたびに、かつて

川の上に架かっていた橋の名残があります。

この遊歩道、「緑道」と名乗るだけあって常に緑が絶えません。

のんびりと散歩をするには最適と言えます。

 

ちょくちょく季節の花も咲いていて更に目を楽しませてくれます。

 

時には緑道脇に親水公園などもありますが、残念ながら

水は無い様でした。

 

流路に花が咲いていると何となく川だった頃の様子が想像そうで

ちょっと楽しい気がします。

これは先週の小田原歩きで覚えたアガパンサスの花ですね。

 

その先で谷端川跡は一旦右折して東南東方向に進みますが、

そのカーブ付近では、周りの建物がすべて正面ではなく

背面を見せており、暗渠ぽくていい感じです。

(注:川に面する方に本来玄関は無いはずですからね)

 

そこから暫く進んでゆくと緑道の真ん中に遊具が出没しました。

渋谷川跡なんかでも一部見られますが暗渠の上って結構遊具が

置かれてること、多いですよね。

 

歩いているとたまに花のアーチなんかがあって更にゴキゲンな

散歩になります。

 

言ってるそばからまた遊具出現。

 

やがて谷端川緑道の先の方に首都高速5号が見えてきます。

 

緑のトンネルやこの季節な花もふんだんに咲いていてくれて、

雨は降らないまでも天気は今一つながら、この時期ならではの

花などが沢山みられると、お得な散歩って感じになります。

 

やがて谷端川は首都高5号にぶつかるところで車道(国道254)に

行き先を阻まれるので、歩道橋で迂回をします。

 

歩道橋の上から久しぶりに「ジオラマ」モードで交差点を激写。

高い所から見下ろし気味の構図でジオラマモードを使うのは

やっぱり楽しいですね。

 

交差点を渡り、道路の向こう側の谷端川跡に辿り着き、緑道の

続きを歩きます。

上の写真も右下隅に写っている靴は、今にも歩きだしそうな

左右の足の配置ですが、持ち主は見当たらず、どことなく

ミステリーな感じです。

 

その先で見つけたピンクの花はハイビスカス(だと思います)。

 

ハイビスカスを激写してほどなく、遊歩道の片隅に再び

ミステリー発見!

きれいに縦に揃えたハイヒール。こちらも持ち主見当たらず。

この辺りのトレンドでしょうか?それにしても面妖な。。。

 

更に歩を進めてゆくと、また新たな植物は花があり、楽しい

散歩が続きます。

 

再び流路跡に遊具登場。大胆な色使いの恐竜?らしき遊具が

シュールな感じです。

 

かつて谷端川に架かっていた橋の名残も、これで何本目でしょう?

 

その先東武東上線に近づいてゆくにつれて谷端川は右カーブし、

ほぼ真東に進路を変えます。

その先で流路は車道と合流し、向かって左(北)側が遊歩道、

右(南)側が車道という形態が400M程続きます。

 

途中左側に見えているのは東武鉄道の、、検車区でしょうか?

黄色い整備車両も見えますね。

 

この辺りから歩きも後半に差し掛かりますが長くなったので

ここまでを1/2とし、続きは2/2でご紹介します。

 

(つづく)