術後日9目以降。
連続して眠れる時間がだんだん増えてきた。
痛みは1日ごとに楽になり、ひたすらリハビリ、読書、テレビ、ケータイの日々。
後遺症(頻便)がおさまらなかったらどうしようと悩んだ日もあった。
結局これは杞憂におわったけれど。
縫合不全は腸の穴の方は程なくくっ付いたが、腸の外側のサイドにできた、膿が溜まった痕のトンネルがなかなかふさがらなかった。
(これがふさがらないと腸に圧がかかるとそのトンネルに抜けることで再び腸に穴が開く)。
結果的に当初1ヶ月といわれていた絶食が3ヶ月に及び、大晦日、正月を病院で過ごすはめになった。
これは切なかったなぁ
病理検査の方はリンパ節に転移があり、ステージⅢb、直腸がんではまれで予後も悪い「腺扁平上皮がん」と診断され、術後化学療法の対象であると診断されました。
自分の勝手な思い込みですが、とりあえず手術でとってしまえば終わりと思っていたので、長期入院とあいまって当初は気力、体力とも萎えてしまいました。
2016年1月初頭に縫合不全治癒、絶食解除。
3ヶ月間点滴台を引っ張っての生活だったので、高濃度の栄養点滴を入れるためのカテーテルを抜き、手ぶらで歩いたときは、逆に違和感を感じました。w
絶食解除後、普通食になり、頻便になる。
そして2016年1月29日にやっと退院。
退院後、頻便はおさまったが、逆に便秘気味になった。
休職し、抗がん剤ファーストラインのTS-1服用。
職場復帰を信じて、規則正しい生活、体力回復の散歩に励んだ。
2016年6月のCT、PETで肺転移発覚。
ステージⅢbの診断を受けてから、転移はある程度の覚悟はあったが、抗がん剤ファーストラインのTS-1の効果がなく、1年待たずもうきてしまったかと少しショックだった。
その後抗がん剤セカンドラインのFOLFIRI開始。
抗がん剤治療延長、休職期間満了による、職場からの解雇通告。
振り返れば怒涛の1年でした。
 

しし座