消費税の引き上げについて議論が始まりつつある。
財政を立て直すためには是非とも必要だ。

仮に消費税を10%引き上げ、15%とする。
(これでも欧米の20~25%に比較すると低位、それに
所得税、法人税は引き下げるなど、トータルの見直しが前提)

問題は、10%の引き上げタイミングだ。
いっきに10%に引き上げると、デフレの中で、
スパイラル現象が起きて、大変なことになるだろう。

小刻みな引き上げを主張するエコノミストがいるが、
とても妙案だと思う。

段階的に、例えば「2年毎に2%づつ」10年かけて
実施する。そうすると、毎年「駆け込み需要」が生じる。
しかも、それは10年間のスパンで発生する。

その結果・・・
経済も活気づくから、結果的に所得も膨らむことが期待される。
財政悪化にも歯止めが掛かり、将来不安がやわらぐ。
6~7%にひろがっている需給ギャップも解消に向かう。

お金を掛けない景気対策、それは消費税が鍵を
握っているような気がする。