み、み、皆様……。


……蕩けそうに暑い、今年の夏……。
ここ神楽坂も、毎日、
刺すような日差しと、連日の35℃越えの気温に、
もう、不快指数ムンムンで御座います。


皆様におかれましては、
熱中症になど、やられていらっしゃいませんでしょうか。

歳のせいか、めっきり夏に弱くなりました、
よりぬきチャビーオバチャンで御座います。
(オバチャン、毎日、井村屋のあずきバーが主食やもんなあ。)



不快な前置きはさておいて。

前回のブログの続きで御座います。
(話を引っ張るなら、もっとマメに更新せいや、オバチャン。)

始まり、始まり~~~。


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訪問看護師のWさんとは、
もうお付き合いして3年近くの縁になります。
ハッキリとものをおっしゃる、
とても頼れるお方です。

そのWさんと、母だけでなく、
当日は、病院の、
俺に関わるスタッフの方々が、
集合できるだけ、8時だよ!全員集合!!致しました。
(ホンマに良くあれだけ集まったわな。)

俺は、まだ当時は、
自力で歩けない程に衰弱しきったままでしたので、
点滴を打ちながら、寝たままで、お話をば聞く羽目に。



入院中の、検査結果のあれやこれやをば、
H先生は、俺たちに見せながら、
大変に神妙な面持ちで、お話をされました。






それは、何時もとは違う、

ホンマモンの、「余命宣告」でした。
(ホンマじゃない余命宣告があるかいな。)




H先生曰く、


・チャビーさん、このまま何の治療も施されない、
治療できない状態であれば、
間違いなく余命1年以下、半年持てば良いかも知れない。

・息が上がるのは、胸水が溜まってきている可能性が有り。
もしそうなら、余命はますます短い。

・CTの結果、肝機能が急激に悪くなってきている。
(γ-GTP値の上昇を認める。)、転移している肺、肝臓、リンパ節の、
経緯も悪化しており、何らかの抗ガン剤治療が、
ますます必要になっている。
いや、治療しなければ、間違いなく死亡確認。

・更に、頭部のCTから、脳の石灰化が認められました。
これは、ガンの転移によるものか、単なる老化かはまだ不明です。

・しかし、今のチャビーさんの状態では、抗ガン剤治療は不可能と思います。




………。


………。





Wさんは、メモを取りながら、
いつになく厳しか表情。

母は途中から、
耳を塞いでおりました。(実話。)

俺は黙って、
H先生のお話を聞いておりました。



いや、
突きつけられた現実があまりの事に、
冷静とは全く別物の、
この逃げ場の無さ。



いよいよ、俺は死ぬのか?
何も出来なかった、
漫画も描けずに終わるのか?




するとです。




黙っていらっしゃったWさんが言いました。




「H先生、ポートカテーテル手術は受ける事は可能ですか?」




………ポートカテーテル???………。





遂に耐えきれず、崩れ落ちて泣き始めた母を、
何とかなだめながら、

俺は、それが何であるかも知らないのに、




「その手術受けたら、俺は生きられますか?」





魔界のジュリー(天草四郎時貞)が、
俺に転生した瞬間で御座いました。
(あの映画の見過ぎとちゃうか、オバチャン。)





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(ちょっとコーヒーブレイクして、続く。)