誰かから褒められた時に、「ありがとうございます。嬉しいです」と言えるようになったのは、10代後半になってからのことでした。

 

 

それまでは、褒められたとしてもその褒め言葉を全否定していました。
特に、褒めてくれた人がエホバの証人の場合は、「すべてエホバのおかげです」と答えてました。


わたしがなぜそんな返答をしていたのかと言いますと、幼い頃に母親からこう言われたことが原因でした。


「あなたには良いところは何も無いんだから、誰かに褒められたとしても『エホバのおかげです』と言いなさい」


今になって思えば、褒め言葉をすべて拒絶することは、自尊心を削る行為。


誤解の無いように書きますが、わたしは決して自分の成長や努力を自分だけの功績にしたいわけではありません。
生きている以上、誰かに助けられていることは確かなので、お世話になっている方々に感謝することはとても大切だと思っています。


しかし、すべての褒め言葉を「エホバのおかげです」と返答するのは、まったく別の問題だと思っています。
それは、自尊心を削る行為。
いますぐやめましょう。


わたしのブログを読んでくださるあなたは、少なからずエホバの証人という組織に疑問を持っている方だと思います。
柔軟な思考力を持っている方だと思います。
そんなあなたをわたしは褒めたい。