格好の機会 | Golden Dawn

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フォンタン手術経験者がブログを書いてみた.

フォンタン手術のおかげで

チアノーゼが解消されました.


学校での体育の授業には

出来る範囲で参加していた

のですが,チアノーゼ解消に伴い

術前よりは息切れしにくくなったため

体育の授業に参加し続けたのは

自身の体力の限界を知る為の

格好の機会でした.


但し,何でもかんでも参加していた

わけではなく,運動制限が少し

緩和された状態で,できるところまで

やろうという姿勢での参加です.


授業以外の日常生活も含めて

結果的に

・スタミナの上限

・息切れまでのスタミナ消費量と運動量

・息切れから立ち直るまでの時間と回復量



(図は前記事 のイメージから流用)


を経験則から体感していったわけですが

あまりにやりすぎたため,このような失敗

経験してしまいました.

(関連記事:過信の奥に潜むもの -その2-


ある程度の分別が付き始める年齢から

体力の限界を知ることができたこと

それに伴い,長期的なスパンでの

徹底した体調・スタミナ管理を

身に付けられたことは

貴重な経験だったのですが

これが影響して親が必要以上に

心配し続けたこと

特に社会に出る際の進路にまで

口を挟んできたのは,何とも

皮肉な結果となってしまいました.




この記事からも感じられるかと

思いますが,私自身

フォンタン術前と術後

それに現在とでは

身体を動かすことについての

考え方が大きく変わっています.


チアノーゼなら致し方ないことも

ありますが,手術等でチアノーゼが

ある程度解消された場合については

動けないから と言って制限を

厳しくする前に,どこまで動けるか

限界を知っておいた方が

今後の日常生活,社会生活にとって

後々役に立つかもしれません.