いたま市 22歳 男性
長くやっているバイト、教えられる側から教える側に立場が変わり、
後輩の成長が自分のように喜ばしく、生き生きとした場所だった。
ある日、店長が変わったときから、一日の営業を難なくこなすだけで
何の喜びも感じない、そんな集まりになってしまった。

モヤモヤとした言葉にならない想いだけがあふれて、前店長に電話した。
「自分を信じてやってみな。答えが出る前に答えを出してはいけない。」

偉人のありがたい言葉はたくさんあるけれど、彼にとってはその言葉が
どんな「偉人」の言葉よりもありがたく、誰よりも前店長が「偉人」なのである。


偉人」とか「ありがたい言葉」とまでいかなくても、
注意深くというかアンテナを拡げられていれば、
どんな人もみんな“当たり前に”「偉人」であり、どんな言葉もありがたいことに気付く。

ありふれたものも繰り返すものもない。
どんなものも、その瞬間にしかないもの。

いつかの忘れられない言葉だって、過去のその瞬間にしかない。
今思い出していると思っているものは、それがきっかけとなって今新しく感じていること。

だからいつまでも残る言葉は偉大だ。
いつでも新しいことを生み出すきっかけをくれるからだ。