【もたつく権利あり】横浜市 34歳 男性
今の世の中の「時間をとらせない」サービスが、
「待てない」「我慢できない」人間を生み出しているのでは?

その社会構造が、キレやすい世の中をつくりあげている気がしている。

【もたつく権利なし】千葉県 66歳 女性
スーパーのレジで支払の直前になって財布を探し始める人。
エスカレーターの降りた場所にとどまる人。

動作がもたつくこと自体より、周囲への意識の有無が重要。

ちらの言い分も、非常に的を得ているような気がする。
たしかに「スイカ」「パスモ」等の登場で便利さが増した。
そして、小銭を出さなくてすむことや列に並ばなくて良いことの裏には、
なにより時間の短縮が大きく影響している。

よく、駅のホームで並んで待ってるのに、電車の扉が開いたら、
スタスタスタッと平気な顔して乗車する人がいるね。
一昔前は、切符を買うのに並んだものですよね。抜かそうものなら大変な事態です。

それが便利になり「スタスタスタッ」とできるものだから、
どこに行っても、「スタスタスタッ」としてしまうのかもしれない。
昔から、列なんか関係なしの人はいたよって話は、ここでは脇に置いておきましょう。

一方、レジやエスカレーターの例は、お年寄りに関わらず、たっくさんいますよね。
また「年齢に関係ないのかもしれませんが、圧倒的に高齢者に多いのも事実」とある。

「もたつく権利がある」と宣言するには、そこに自覚と気配りが必要不可欠かもしれないですね。