クレージーホースのダンサー | 極私的覚え書き

クレージーホースのダンサー

8月14日の毎日新聞日曜くらぶで(欧州的成熟ライフ、木立玲子)パリのキャバレー、クレージーホースがベルギー人に買収されたことを記事にしている。東欧諸国の国営オペラ、バレーのバレリーナ達はベルリンの壁崩壊後クレージーホースに就職したという。創業者ベルナルダンが職人的にダンサーを手塩にかけて育て上げたきたが、その創業者も数年前に自害したとのこと。

Sと軽井沢に行く直前にいったパリで、僕はクレージーホースのトップレスショーを見た。ブロンドの踊り子達は、素晴らしいプロポーションと鍛え上げられたダンスをみせていた。しかし矜持をみせながらどこか悲しげにみえた。凛とした表情の裏側に隠されたSの悲しみをどこかで感じていた。