今日、いつもお世話になっている某神社仏閣で、顔なじみのここの元職員さんと出会った。
そこで驚きのことが
私「今日、○○さん(一番偉い神職さんのこと。)は○×県へご祈祷へ行ってご不在なんですよねぇ。」
元職員さん「うん。でも明日には帰ってくるかな。明後日は葬儀を勤めなければならないし。」
私「えっどなたのご葬儀ですか」
元職員さん「ここの総代の■■さん。」
私「え~~~~っ■■さん。亡くなられたのですか~っ」
その方は、私がここに通い始めたと時から、いつも毎朝、いらしてて、当時は御夫婦でいらしていたのだが、奥様は亡くなられたのか、近年はお一人でこられてた、そしていつも定位置で、朝一番のご祈祷の際にその祈祷場の入口で部屋に入られる何人かの神職さん一人、一人に深々とお辞儀をされて、神職さんたちが部屋に入ったのを見届けてから、ご自宅へ帰られる・・・それがその方の毎日の日課だった。
最近はその定位置を通る度、その総代さんがいない寂しさを感じていた。
総代さんは満91歳なのに今年1月まで毎日ご自身で運転されて車で来ていた。雪でもタイヤにチェーンを付けて来てたほど。彼も総代だけあって、この神社仏閣が大好きなのです。でも今年1月以来、お見かけすることがなかったので心配していたのだけど、2月頃に体調を悪くされていて、もう、ここには来れない状況であるとは、その元職員さんより聞いていた。実は1月末に、総代さんが、うちの神社仏閣の片隅でうずくまっておられて警備の方に見つけられて支えられながら帰られたという話も、その頃に私は聞いていた。今思えば、本当に体ギリギリな状態で来られていたのだと思う。本当に、総代さんは、うちの神社仏閣が大好きなんだと心底思いました。
で、ここ数日、その総代さん、今どんな状態なのか、私、少し気になっていた。あと近いうちに祭りで使う提灯が今日出てたのだけど、その提灯、有縁の方々の名前が入っていて、毎年、その総代さんの名前も、もちろん、あるのだけど、今日見たら総代さんの名前が下だけ違ってたから、凄く気になっていたのね。こういうことだったからかーと思いました。でもまさか亡くなったとは思わなかった。来られなくても、まだまだお元気でいられると思っていたから。
総代さんには私がここに参拝し始めた当初から色々とお声がけをしていただいた。
今年、3月のブログにも書いたけど、昔からの顔なじみの方がご高齢で来られなくなったり、長く勤められた職員さんも高齢で辞められたりして、私は甘えられる立場ではなくなってきたことを、感じていたし、総代さんが亡くなられたことで、より感じた。本当に世代交代の時期なんだなと実感。
いつも総代さんがおられた彼の定位置。もう、そこでは彼のお姿は本当に見られない。
ただ老衰で亡くなられたとのこと。苦しみなく逝かれたので、それは本当に安心しています。大往生ですっ
とりあえず、明後日その総代さんのご葬儀とのこと。葬儀会場の近くから感謝と哀悼を込めて手を合わせてくるつもりです。