2月29日★錦糸町★中華料理 桂林 その3★
墨田区太平4‐2‐1
3624‐6956
★「職人技の鍋振りが、拝める店」★
仕事の後に、中華を楽しみたくなった。
職場から一番近いお店で、それゆえ普段はなかなか行かない。
某カフェオーナーさんが閉店後に来るらしく、しばしばこちらを絶賛する。
それで、おじゃまする気になった。
少し前にリニューアルして、綺麗な看板が闇に映える。
ガラス戸を開けると、まばらに客が入っている。
中へ進み、カウンター席に座らせてもらった。
背後の長椅子にバックと上着を置いて、メニューを見る。
まずは瓶のビールをお願いして、餃子を焼いてもらう。
すぐにビールと、つまみが用意される。
スーパードライの、スカイツリーラベル。
グラスに注いだ薄い黄金色のビールが、
喉を潤してくれた。
つまみは、モヤシをスープで煮たもの。
シャキシャキ感が楽しめる、この店自慢のもの。
餃子は、目の前の大鍋で豪快に焼く。
オーダーが入ると生のものが鍋の縁に沿って並べられ、
蛇口からたっぷりの水がそこに注がれる。
そうして蓋をされて、火にかけられた。
焼き上がるまでは、メニューを眺めつつ、モヤシを賞味する。
つまみ・麺類・飯類に分かれたメニューは、かなり豊富。
この時間でも楽しめるセットメニューは、
麺類+半チャーハンが350円。
ラーメン+半チャーハン850円
味噌ラーメン+950円
たんめん+950円
やきそば+950円
桂林ラーメン+1100円
参考までに、らーめん単品は500円。
つけ麺も、何種類もある。
桂林定食
豚肉ピーマン細切り炒め定食750円
酢豚定食750円
豚肉と筍の辛子炒め定食750
牛肉と絹さや炒め定食750円
麻婆茄子定食750円
冬季限定の揚げ豆腐定食750円は、以前美味しく食べた。
そうするうちに、餃子が焼けた。
桂林の名が入れられた小皿に、酢・辣油・醤油を垂らす。
なぜか醤油の瓶の出が悪く、一滴ずつしか出ない。
塩分摂りすぎには、いいだろう。
餃子は6個で、手作りらしい。
頬張るにはちょうどいい大きさで、皮はモチモチする。
中の餡には、刻んだキャベツや白菜がたっぷり。
美味しくて、ノンストップで食べ終えた。
メニューを見たが、チャーハンを食べることは最初から決めたいた。
こちらのチャーハンをまだ知らないのと、店の兄さんの鍋振りを拝みたかったからだ。
座った席はちょうどいい位置で、オーダーすると兄さんはすぐに調理にかかった。
小さなチャーハン用の器に盛ったごはんに溶き玉子が用意され、兄さんはこちらに背を向けて豪快に鍋を煽る。
その合間に具をパラパラと混ぜて、すぐにチャーハンは供された。
シンプルで、期待通り。
具は玉子と、刻んだチャーシュー。
意外とチャーシューは、ゴロゴロと入っている。
ゆーとぴあのゴム芸のように、
よく噛みしめて賞味する。
丁寧に煽ってあり、パラパラながら、
ごはんのウェット感は失われていない。
添えられたスープも、シンプルな醤油味。
東京ラーメンでイメージする、
さっぱりしたもので刻みネギが浮かぶ。
交互に楽しませてもらった。
この段階でまだ胃袋に余裕があるので、
らーめんもお願いした。
こうなると、
ベテランのご主人の出番。
ご主人の立ち位置は、寸胴の前。
その隣りの釜に、すぐに麺がくべられる。
麺を茹でる間に丼が温められ、スープが注がれる。
茹で時間はわずかで、すぐに湯切りされて丼に入れられる。
手早く具がのせられて、目の前に供された。
スープを啜ると、やはり期待通りの味。
澄んでさっぱりした醤油味で、
生姜の風味がほのかにする。
黄色い中太麺は、噛んだ時にモチモチする。
無心に、食べ続けた。
具は、一枚ののりとワカメ、チャーシュー。
メンマはスープに浸してありながら、その前のダシの味がよくしめていた。
チャーシューも、実直に作られていて旨い。
やはり、シメに食べたくなる味のらーめんだった。
スープも残さず賞味したら、
完全に満腹になった。
お勘定は、
ビール550円+焼餃子450円+チャーハン700円+らーめん500円=2200円。
帰りがけに某カフェでお茶でもと思ったが
もう何も入らず、ただ自慢して帰るだけとなった。