各社からウルトラブックがボチボチ登場しておりますし、今後更に充実してくるものと考えられます。しかし、今のところMacBook airを超えるものは出ていないと僕は思います。スペックだけをみれば、MacBook airより優れたものはあります。しかし、これらのウルトラブックとairには決定的な違いがあるんです。

それはトラックパッドであります。このマルチタッチジェスチャーに対応したトラックパッドこそが非常に重要であると考えます。

11.6インチという液晶画面ですが、どうでしょう?小さいですよね?僕は以前に10.1インチのネットブックを使用していましたが、画面の小ささが故の使い勝手の悪さに殺意を覚えたものです。はい。それよりかは大きいものの、一般的なノートパソコンと比較すればやはり、その液晶の小ささは気になる所と思います。

その小さな液晶によるストレスを大幅に軽減することが出来るのが、このマジックトラックパッドであると考えます。例えばウェブの閲覧、ピンチイン、ピンチアウトによる拡大、縮小、二本指で右にスワイプで前のページへ、左にスワイプで次のページへ。この操作感覚を一度味わうと他には戻れないぐらいの快適さがあります。これらの操作を駆使することで、画面の小ささを感じることなくウェブを閲覧出来ます。LIONでフルスクリーンアプリケーションに対応したのも、この小さな画面で快適に操作するために用意されたものだと考えます。

このトラックパッドですけども、カーソルを目的の位置に持っていくという操作において、マウスには及ばないと僕は思います。もちろんマジックトラックパッドも同様です。画面が小さいとなおさらです。ですので、極力カーソルの移動を少なくすませたいと。そこで活躍するのがミッションコントロールやローンチパッドです。

例えば、今ウェブ画面を開いていて、別のアプリケーションを開こうとするとき、四本指でピンチして、ローンチパッドを呼び出し、アプリを選ぶ。このとき、カーソルの移動を必要とするのは、アプリを選ぶ最後のワンアクションのみです。

複数のアプリケーションを開いている状態でも、四本指で上にスワイプすれば、ミッションコントロールが出現して、すぐに目的のウインドウを発見出来る。

そう、画面が小さいからこそ、画面を有効に活用する方法をairは持っており、それを快適に操作するのがMagic Trackpadなわけです。もちろんMac OSでの話ですけども。

では、何故パソコンでタッチパネルを採用しないのか?簡単な話です。ウェブサイトである部分を選択しようとして、その部分をタッチしたつもりが、違う部分を選択したことになってしまった、という経験は誰にでも、また、多くあると思います。そうなんです、ポインティングデバイスとしてタッチというのは明らかに不利なんです。

もちろん、OS自体がタッチで操作しやすい様に作られていないということもあります。はい。あくまで、マウスやトラックパッドを使って操作することを前提に作られているわけです。その方が細かい作業には向くからであります。今後もパソコン向けのOSは変わらないと思います。

だから、Magic Trackpadはタッチパネルのような直感的な操作を可能にしつつ、ポインティングデバイスとしても機能する非常に素晴らしい発明だと思っております。もちろん、Mac OSを使う前提での話ですけど。

ですので、airを買ってWindows専用機にするのなら、スペック的に優れた他社のウルトラブックを選んだ方が幸せになれると思います。

ただ、VMware fusion4を使ってWindowsをユニティーモードで使うのはアリかと思います。これならMac OSの快適操作でWindowsのアプリケーションもある程度扱えるわけですから。

その場合、メモリは4GBはないとキツイですし、64GBのSSDでは容量的にも厳しいですし、WindowsのOSも別に買わないといけない。それに仮想化ソフトも。Office入れるならさらに上乗せ・・・。

でも、一度あの快適操作に慣れてしまうと、本当に戻れなくなっちゃいます。そりゃあ売れるだろうよって思いますね。iPad3の購入を見送ってこっちを買おうかと真剣に悩み始めております。

ネットブックやらMacBookやらを処分すれば、6万位にはなるんで、ちょびっと追銭かければ買えそうだな・・・。買っちまおうかな・・・。iPad3の発表をみて最終判断しようと思っております。はい。