Eyes Free対応の自動車が発表から1年経っても普及していない

WIRED.jpより
http://wired.jp/2013/04/26/siri-eyes-free-roadblock/

WWDC 2012でiOS 6を発表した際に自動車のハンドルを握ったまま、
Siriを利用できるようにする「Eyes Free」を発表し、GM、BMW、メルセデス、トヨタ、ホンダ
などの全9社がサポートする事を表明していますが、実際に「Eyes Free」をサポートした自動車
を発売したのはGMのみで、現在サポートに向けて計画が進んでいるのは2社のみと寂しい状況
となっています。

発表から1年経って、この状況なのは自動車という開発サイクルが長いという理由でしょう。

1年という開発期間で、Eyes Freeに対応する自動車をラインナップする事は難しく、
車にとって電装部品は優先度はさほど高くない要素である事も大きく影響しているはずで、
サポートを表明しているメーカーからEyes Free対応の自動車が登場するのも、全車種に搭載も
相当先の事になるでしょう。

その時に気になるのが、AppleがいつまでEyes Freeを提供し続けられるかです。

自動車のライフサイクルは長く、10年以上は当たり前です。
Appleが10年以上経過した自動車でもサポートできるEyes Freeの覚悟があるのか、
Eyes Freeをアップデートしなくてはいけない時の対応はどうするのかなど技術的、時間的な
課題をクリアしているのかわかりません。

自動車でiOSデバイスを使いたいという要求は私もありますが、
Appleの製品ライフサイクルが終える度に自動車を買い替えるというのは不可能で、
せめて、カーオーディオやカーナビを買い替えるのが精一杯。

Appleは自動車メーカーではなく、カーナビメーカーと提携してEyes Freeを推進したほうが
うまく普及できるような気もしますが、iOSの地図アプリがカーナビと競合するので簡単に
手を組むのは難しいのかな・・・。


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