「中村健敏八千代市議会議員が日本共産党から除籍、
議員辞職勧告が出されたことについて」
 
 
中村健敏議員が違反したとされる日本共産党規約は以下である。

第五条 (二)
党の統一と団結に努力し、党に敵対する行為はおこなわない。
第五条 (八)
党の内部問題は、党内で解決する。

さて、党に敵対する行為とは何か?
党内で解決できない問題はどう解決するのか?
 
まず、ことの発端は中村議員が非共産党員の女性、
それも高学歴で高収入の会社員と婚約したことにある。
 
日本共産党八千代市委員会は
「党の思想の問題」を理由に婚約者との同居・婚約・結婚を断じて認めず
今までの中村議員の女性関係に関する経緯説明文書を出すよう中村議員に指示した。
また、婚約者の家族構成や婚姻歴、宗教、政治思想に関する文書も提出させたのである。
 
以後、婚約者へに対する党員の嫌がらせは続く。
生活保護受給者の描いた絵を売りつけようとし、断ると
「貧乏人をばかにするなら八千代から出ていけ」のコール。

被災地のボランティアに行けば、
「日本共産党だけが災害救援センターをもっている政党だ」
と言って日本共産党の腕章を無理やりつけさせようとし、断ると
もう支援に来ないでくれと言う。

 
確かに婚約者は新聞記事にあるように八千代中央駅でビデオカメラをまわし
演説中の共産党市議に
「次の選挙に出るのか」
と質問した。
 
この行為が「有権者の知る権利の行使」なのか「妨害」なのかは
解釈が分かれるが、ビラ配りを含め共産党チームは現場に4人。
ビデオカメラをもった女性1人が質問したことで「妨害」になるのか?
 
しかし日本共産党は質問を有権者による一般的な質問であると認識せず
ビラを配っていた日本共産党員が質問を阻止するため婚約者に体をせまらせ
右乳房をマイクで暴行した。
これが被害者側の認識である。
 
この日本共産党員について婚約者は八千代警察署に被害届を出した。これは事実である。

さらに興味深いのは、八千代警察署によると、
被疑者は容疑否認で検察庁へ送致されたものの
「興奮して体が触れた」という点は認めたことである。
 
つまり双方が身体の接触を認識しているということは
日本共産党の発表にあるような「無実の党員」は存在しない。
党員が、どんな形であれ、対話ではなく有形力の行使を行ったのが真実なのである。
 
日本共産党の主張を要約すると以下の通り。
・駅頭宣伝中に有権者が話し手に質問することは妨害行為にあたる。
・暴行したとされる党員は妨害行為を阻止しようとしただけである。
・日本共産党が敵対する警察組織に仲間を取り調べさせるという
婚約者の行動に中村議員が同調したことは、日本共産党への裏切り行為にあたる。

なお、注目すべきは除籍にあたり中村市議本人と協議がないことである。
(※党規約第十一条抜粋「除籍にあたっては、本人と協議する。」)
党規約に違反するプロセスを用いて「党規約違反」を理由に党員を除籍するという、
全く矛盾した決定については、日本共産党員にしか理解できないのかもしれない。
中村市議には、八千代市議会の再編をめざし新党を立ち上げてほしいと切に願う。