■若宮健氏の間違った認識が海外まで波及!?【パチンコとカジノの売り上げの違い】 | 酒とパチ屋と男と女、カジノとゲーミング法と私。

■若宮健氏の間違った認識が海外まで波及!?【パチンコとカジノの売り上げの違い】

今日、気になるニュースを発見。
『パチンコ業界年間売り上げは23兆円?外国人『合法カジノの4倍じゃねえか』



こういう間違った認識を植え付けてしまったのは、パチンコ業界批判の本を定期的に執筆している、若宮健氏の間違ったというか、勉強不足の発言のせいである。ここまで批判するなら、それなりの勉強をしっかりしてもらいたいものである。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111125/plc11112507500006-n1.htm

____以下抜粋___

マカオがラスベガスを抜いて世界一のカジノ王国で、昨年の売り上げは日本円に換算して約1兆9千億円。これに対し、レジャー白書によると、日本のパチンコ業界全体の昨年の市場規模は約19兆3800億円。マカオの10倍だ。さらにカジノが加わったらどうなるのかという心配がある
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実にナンセンスである。

そもそも、カジノとパチンコでは、売り上げの計算方法が違うのだ。
カジノの場合の売上とは、粗利。ハウス側が負け越した日は売り上げが、マイナスになるということもあり得るのです。

パチンコの場合は、貸玉料金なので、店側が赤字を打っても売り上げがマイナスになることはありえない。更に言えば、パチンコの場合は利益率は均して15%程度。85%は還元されて、またその還元した分で貸玉されるので、一人のお客様が3万円しか持っていなくても、遊技を繰り返すうちに、所持金3万円のお客様で10万円の売り上げを計上していることも少なくないのです。

ちなみに古い文献ではあるが、ネバダ州のカジノの控除率一覧は以下の通り。
控除率一覧(1993年度のネバダ州カジノ平均値)
BJ        5.5%
ルーレットシングル 2.7%
     ダブル  5.2%
バカラ プレイヤー 1.36%
    バンカー  1.17%

アメリカのカジノの売上(粗利)とされてる280億ドル(約2兆円)がこの控除率で生まれた数字だとすると、、!?
逆算してパチンコと同様の計算方法で売り上げを算出するとどうでしょうか?バカラが売上のほとんどを占めていると思うので、そっちに寄せて3%で計算すると、約66兆円の売り上げ規模ということになります。