試合前。
緊張のあまり、取材ノートを書く手が震えました。でもオーロラビジョンに流れる今年の映像を見ていたら、震えはおさまってた。


 サイドハーフに廣山と飯尾で、CBにカンペー・・・スタメンは予想通り。仙台はロペスがベンチ外。雨は残念だったけど、スタジアムの雰囲気も十分。記者席にいるメディアの数も多かった。加藤未央ちゃんも来てました。



 試合は立ち上がりに先制されて、フッキが警告を受け、自分たちのサッカーをまるでできずに前半終了。



 でもハーフタイムは冷静でした。

「このまま後半も何も出来ずに負けるようなら、このチームに昇格する資格はない」と思ってましたから。そして猛攻開始。ただ、攻め込んで攻め込んでフッキがシュートを打っても打っても入らない展開が続いたのは、正直嫌な感じも同居しました・・・今の仙台が1-0で勝てるチームなだけにね。


 そこで炸裂したディエゴの一撃。アシストしたのは、「しびれる試合をしに、ここにきた男」服部でした。服部のクロスとディエゴのボレー、どちらもすばらしかった。そして興奮したディエゴがユニフォーム脱がなくてよかった(笑)。そしてそのまま試合終了。



 もちろん勝利が欲しかった試合でした。でも仙台の勝ち点が3から1になり、ヴェルディはあと2つ勝てば昇格できる状況をキープできたのだから、価値のある引き分けだったと評価したい。



 試合後、仙台の岡山選手がミックスゾーンで「昇格争いっていうのは、こういう感じなんですよ」と話していました。文字で書くと伝わらないだろうけど、全てを出し切ったけど勝てず、でも少し心地よさそうな表情で彼が口に出した「こういう感じ」っていう言葉が、なんだかすごく伝わってきた。あぁ、試合を包む全ての要素を含めて、きっとこういう感じなんでしょうね、昇格争いっていうのは。


・・・まぁ、試合についてのレポートはエルゴラ(※次号は火曜発売)に書くんでこれぐらいにとどめておきますわ。

 ではでは。



次回のブログは、いしかわごうのムーンウォーク担当が書く予定です。