さて、しばらく更新できなかった間に、
ネタが1ヶ月分ほどてんこ盛りたまってしまってます。
今回はネタ消化の手初めに、ちょうど1か月前に行ってた北ドイツの旅行記を。
写真を整理してみたら、これまたてんこ盛りだったんで、
きっと(いや、絶対)何回かに分けて書きます。
今回の旅の目的は二つ。
まずベルリンに2泊中、
現在ベルリンに留学中のお台場メイト、山本りゅうちゃんに会いに行き、
丁度欧州旅行中で、予定を合わせてベルリンに来てくれたこれまたお台場メイトの新藤こうちゃんと、
周辺の人々に会って、こうちゃんとともにベルリン観光したのが前半。
後半はハノーファーに2泊して、
ETHの同僚のYorkさん(ハノーファー出身なのです)を訪ねに京都からいらっしゃった
剣道の大師匠小西先生と奥様のために通訳をしながら、一緒に観光したり、剣道の稽古を見学したり。
9月16日(水)
飛行機代をできる限り節約するために、
チューリッヒではなくバーゼル近郊の空港を使ってベルリンへ。
スイス、ドイツ、フランスの国境地帯の空港なので、その名もユーロエアポート。素敵です。
遠目に見たときはRCの細い柱に見えて、
思わずカッコイイとつぶやいたのですが、近づいたら何のことはない、鉄骨でした。。。
あっさり飛行機に乗るはずが、システムダウンに巻き込まれ、
1時間ほど飛行機が遅れて離陸。
1時間ちょっとであっという間にベルリンはSchoenefeld空港に到着。
空港近くの駅で電車に乗ろうとして、
切符の買い方がわからず券売機をああでもないといじくってたら、
若い男性駅員がやってきて、
「行先、買うべき切符、値段全部分った上で券売機に並びなさい!」
と、急に怒られ、げんなり。
実はここは旧東ドイツのエリアで、
駅の地下構内とか、寒々しいくらい殺風景で、
しかも急に怒られるとか、これはドイツにきたんだなと妙なところで実感したのでした。
少なくともスイスなら悪くて無視される程度なのに。。。
これまた殺風景な電車のホームでしばしたたずみ、
無事電車に乗ったら、この電車もなんだかみすぼらしいというか、
損傷具合とか、色合いとか、総合的に親しみを感じえない雰囲気で、
ちょっと意外というか、軽くショックを受け、
思い描いていた大都会ベルリンとのイメージのギャップに戸惑ったり。
それでもとにかく無事こうちゃん、りゅうちゃんと落ち合い、
そのままの勢いでべらべらしゃべりながら街中へ。
ドイツの連邦議会議事堂を見学者が激しく列を作っていたため通り過ぎ、
ブランデンブルグ門をくぐり、
マイケル・ジャクソンが子供を窓から突き出した映像で有名なホテルをちらりと見て、
最初のメイン目的地、ピーター・アイゼンマン設計のユダヤ人犠牲者記念館へ。
3000個くらいぼこぼこと生えたエリアが現れます。
コンクリートの天端のレベルは大まかに揃えられていて(全体的に起伏はありますが)、
地面がすり鉢状に中心に向かって下がっていくような設計です。
ブロック同士の水平の位置関係はものすごく単純にグリッド上に乗ってるだけなのに、
足もとの複雑な傾斜と、一つ一つのブロックが微妙に傾いていたりが合わさって、
なんとも多彩な表情の空間で、とても面白かった。
こちら最深部あたりからの見上げ。
いや、意図的に人間サイズにしてると思うのです。
ちなみにモデルは山本りゅうちゃん。
この後、ベルリンを東西に流れるシュプレー川の遊覧船に乗り、
ちらっとノーマン・フォスター設計の鉄骨ドームが見えます。
登りたかったけど、とにかく込んでて今回は断念。
シュプレー川にかかるサンティアゴ・カラトラヴァ設計の橋の橋脚。虫みたい。
中身はかなり飛んだ感じの空間です。
船を降り、
りゅうちゃんおすすめのベトナム料理屋で、
たらふくアジア料理を満喫し、(っていうかベルリン物価安いよ!)
その後、りゅうちゃんのベルリン仲間や、
東工大でこうちゃんのラボメイトであるベルリン人のロバートさんとともに
ロシアンバーでおいしくないロシアビールと、変な色した甘い混ぜものビールを飲み、
山本邸でばったりと寝たという、一日でしたー。
いや、記録残すのは大事やけど、
このままでは終わらんなー。。。。