子どもの素晴らしいプレゼン | 恵比寿で働く編集長のBLOG

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アミューズメント業界をフィールドとするビジネス誌の編集者です

素晴らしいプレゼンテーションを見ました!
知人のお嬢さん(中学生?)が、「夏期講習に行きたい」と、お父さん(知人)に書いた手紙です。

手紙は、「○○(自分)を講習に行かせよう!」で始まります。ズバリ、結論(主張、提案)です。

そして、拙い字で、行けばこんなことがあり、こんなこともあり、偏差値は○上がるはず、と理由が続きます。

箇条書きではないし、理由に番号は付られていませんが、
[結論⇒理由1⇒理由2⇒理由3]です。
まるで、(いい意味で)コンサルが言いそうな論理的な展開じゃないですか! 数値目標まで盛り込まれてるし!


大人風に書けばこんな具合でしょう。

「父さんは私を夏期講習に行かせるべきです。理由は3つあります」

「第1に、ライバル心が生まれ、やる気が高まります」

「第2に、勉強に集中できる10時間を確保することができます」

「第3に、これが最も重要なことですが、1と2の結果として、偏差値を○高めることが期待できます」



これが大人の世界だったら、「費用対効果は?」とか、「代替案は?」といった手厳しい質疑にさらされるのでしょうけど、ボクが親ならこの手紙で即OKしちゃいますね~(笑)。

先日、blogに書いた「文章の構造」の中の図と似てますよね。
http://s.ameblo.jp/go-tnk/entry-11854119804.html


以下は余談ですが、上の理由1、理由2、理由3を同じ階層と捉えるか、上下関係で捉えるか、という議論もあると思います。
photo:01


例えば、「健全なライバル心が生まれ、ヤル気が高まってくれれば、それだけでも収穫だ」と、「偏差値UP」と近い重要度だと考えているのであれば、同じ階層でよいと思います。

しかし、「求めていることは、あくまでも偏差値UP」であれば、結論の直下の階層にくるのは「偏差値UP」のみでしょう。そして、「ヤル気UP」や「勉強時間確保」は、「偏差値UP」が実現する理由・根拠(下位の“なぜならば~”)と捉えるべきでしょうね。


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