風景印めぐり 東海南郵便局 | あおみの はまろぐ

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風景印めぐり第61回目。
知多半島をめぐってきた「海シリーズ」から、さらに北へ北へと向かいます。
今回は、知多半島の付け根にある愛知県東海市へ。東海南郵便局へと向かいます。

知多半島のいちばん北に位置する東海市
1969年(昭和44年)に、知多郡上野町(北部)と横須賀町(南部)が合併して誕生しました。
名古屋市の南、東海地方の中心部に位置することもあり、「中部圏の中心都市となるのにふさわしい」名称として、その名がつけられました。
※これ、かなり重要です。

$は・ま・ろ・ぐ-東海南

郵便局も、かつての上野町には愛知上野郵便局が、横須賀町には横須賀郵便局がありました。
それが、合併後の1971年に、前者は東海北、後者は東海南という名に変わりました。
東海南局の風景印には、岩屋口古墳と、万葉の歌碑が描かれています。
岩屋口古墳は、知多半島で最大規模の横穴式石室を持った古墳です。
石室の大きさは長さ8.4m、幅1.7m、高さ2.1mにもなり、奥の壁には高さ1.6mもの大きな石が使われ、他にも壁や天井も巨大な石によってつくられています。
万葉の歌碑は、郵便局の近くにある諏訪神社にあり、こんな歌が書かれています。

「年魚市方塩干家良 思知多乃浦爾朝榜 舟毛奥爾依所見」

…よく分からないので、もう少し分かりやすくしてみましょう。

「あゆち潟 潮干にけらし 知多の浦に 朝漕ぐ舟も 沖に寄る見ゆ」

現代語訳すると、「あゆち潟の潮も引いたらしい 知多の朝を沖寄りに舟をこいでゆくのが見える」という意味だそうです。
「あゆち潟」というのは、現在の名古屋市南区笠寺付近にあった干潟で、この“あゆち”が、「愛知」県の語源だという説もあります。


今回、東海を選んだということは、次回はもう見当がつくでしょう。
その郵便局に向かいます。



東海南郵便局
〒477-8799
愛知県東海市高横須賀町町新田2-1
アクセス:名鉄常滑線太田川駅から徒歩10分