風景印めぐり第37回目。
いろいろなネタをやっていて、久々の更新となってしまいました。
チャチャチャ倶楽部のスタッフさんにもウケていた風景印。
平日の東京となると、かなりのハイリスクになってしまいますが、取りに行ってみたいですね。
さて、今回は「ガチ京都」5回目。
銀閣寺へと向かう途中に寄り道した、京都北白川郵便局を紹介しましょう。
前回の百万遍郵便局から、今出川通を東へ。
銀閣寺に入る白川通今出川の交差点を上ったところにあります。
銀閣寺からいちばん近いこともあって、風景印にはもちろん銀閣寺が。
銀閣寺といえば、室町幕府第8代将軍・足利義政が建てたとされる世界遺産。
義政の祖父にして3代将軍・足利義満が建てた金閣寺を模したとされていますが、金閣寺には金箔が貼られているのに対し、銀閣寺に銀箔が貼られていません。
それには、財政難や義政の完成前の他界など、様々な説が理由として挙げられています。
それよりも目を引いたのが、風景印左側に描かれている女性の絵。
白川女(しらかわめ)と呼ばれる行商人だそうです。
平安時代、北白川の女性が京都御苑に花を届けたのがはじまりとされ、江戸時代には商業化。
明治時代に最盛期を迎え、花畑で栽培されたキクやキンセンカのほか、番茶やお盆、正月の飾り物も取り扱われていたそうです。
いでたちは、純白の下着に紺色の着物。頭に手ぬぐいをつけ、その頭の上に花を摘んだかごを乗せて運んでいたそうです。
大正時代には、荷車が用いられましたが、昭和に入ってからは住宅地の増加により花畑が減少。
戦後には京都御所への花の献上も途絶え、現在はほとんど見られないとか。
秋の時代祭では、その姿を見ることができるそうです。
京都北白川郵便局
〒606-8265
京都府京都市左京区北白川東小倉町1
アクセス:京都市バス銀閣寺道バス停から徒歩4分(102系統、203系統、100系統など)