今回からは予告の通り“松永幹夫シリーズ”と称しまして、松永騎手にゆかりのある馬たちを紹介します
最初に取り上げるのは“3度咲いた胡蝶蘭”ファレノプシス です
松永騎手は16戦中3レースに騎乗しています
<お断り>今回は参考ホームページが見つかりませんでしたので、実際に活躍ぶりを書いてみました。長い文になりますがご了承下さい。
ファレノプシスは1995年4月4日、北海道新冠町のマエコウファームで生まれました。
父はブライアンズタイム、母はパシフィカスの妹・キャットクイルで、3冠馬ナリタブライアンとファレノプシスはいとこ同士という良血馬でした。
同期のダービー馬はスペシャルウィーク、そして、残りの2冠を制したセイウンスカイ、有馬記念を連覇したグラスワンダー、凱旋門賞2着のエルコンドルパサーも同期という、いわゆる“最強世代”の1頭でした
石山繁騎手 を背にしてデビューから3連勝を飾ったファレノプシス。桜花賞の前哨戦であるチューリップ賞では4着に敗れ、桜花賞では武豊騎手に乗り代わり。その桜花賞で、重賞初勝利を果たし“桜の女王”の座を手にしました。
オークスでは3着に敗れたものの、秋はローズSと秋華賞を制し、その年の最優秀4歳牝馬(当時)を受賞しました。
しかし、旧5歳(現4歳)時には5戦0勝と勝ち星に恵まれず、1番人気になっても走りができずに迎えた2000年エリザベス女王杯。ファレノプシスは、松永騎手を背にして好位から追走。フサイチエアデールに半馬身差をつけ勝利し、最後の最後に3度目の花を咲かせました。
ファレノプシスのメンコには白地に胡蝶蘭が3つ並んでいます。
これが3つのGⅠを象徴するのかどうかは分かりませんが、3つ目の胡蝶蘭を咲かせた松永騎手はすごいと思います。
やはり“牝馬の松永”と言われるだけあります。
現在、武豊騎手がエリザベス女王杯を4連覇しているとのことですが、その4戦よりもファレノプシスは強い勝ち方をしたと思います。
同じ歳なら、ファインモーションにさえも勝てる力を持っているはずです。
エアグルーヴやスイープトウショウなどにも力は通用するでしょう。
と、エリザベス女王杯を週末に控え、書いてみました。
さて、来週も“松永幹夫シリーズ”と称して、松永騎手にゆかりのある馬を取り上げたいと思います。
長々と失礼しました。
<お断り>少し書き加えるかもしれません