インキュベーターの目的が
まどかから魔法少女に語られる。
さやか「酷い…私たちを魔女にするつもりだったなんて」
杏子「あの野郎!」
ほむら「そんな目的だったなんて…」
杏子「お前も知らなかったのか?」
ほむら「全てを知っているわけではないわ」
まどか「全然、納得できない…」
マミの部屋、合鍵で入る杏子
杏子「マミ…報告にきたよ」
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………………
……
杏子「だってさ、悪質商法そのものだよな」
誰も応える者はいない、独りで泣く杏子
こんこん
杏子「誰だ?」
ほむら「私よ」
杏子「オレオレ詐欺みたいな言い方しやがって…何でここに?」
ほむら「巴マミはいつも良い先輩だった。まどかも私も色々教わったわ」
杏子「そうか、マミらしいな。面倒見いいんだよあいつ」
ほむら「ええ…」
杏子「そのマミが、何であたしを殺したんだろ…あり得ねえ」
ほむら「マミが錯乱したのは、ソウルジェムが魔女を生むことに絶望したからよ」
杏子………………
ほむら「絶望をまき散らす魔女になるくらいなら、死んだ方がマシと考えたのかもしれないわね」
杏子「あたしをやったのも、魔女にさせないための思いやりかもな」
ほむら「なんですって?」
杏子「あたしは、どんな最期だった?」
ほむら「マミにソウルジェムを破壊されて…一瞬だったわ」
杏子「あはは、やっぱりマミだ。苦しまないようにしてくれたんだな」
ほむら「…あなたは…」
杏子「家族が壊れるまでは、マミを姉と思っていたよ。誰かのためにと頑張るマミが好きだった。近づきたいと思っていた」