NY紀行 セントパトリック教会が教えてくれた事 その2 | 空飛ぶコーチ奮闘記 (仮)

空飛ぶコーチ奮闘記 (仮)

航空会社でCabin Service Supervisorとして、西へ東へ北へ南へと駆ける生活の一方で、
(財)生涯学習開発財団認定コーチとして活動するロンドン在住18年目の空飛ぶコーチのブログ

本日も、「空飛ぶコーチ奮闘記」にご搭乗頂き、誠にありがとうございます。


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ニューヨーク5番街のある、セントパトリック教会に足を踏み入れた僕。

美しい作りと、協会独特の静寂さ。

今まで教会には何度か入った事はある。
去年の大晦日は、セントポール大聖堂にも行った。

僕はクリスチャンはないから、キリスト教の人が来る本来の目的とは違い、見学する為に。

だから、今までは一通り見学したら後にしていたんだけど、
今回は、祈りを捧げる人の為にある椅子に座ってみた。

周りには、お祈りをしている信者の方々。 
平日の昼間。 教会の中にいる人は、観光目的の人半分、祈りを捧げている人半分といったところ。
ここはアメリカ。 キリスト教の人が多いだろうし、日本で僕たちが神社やお寺に行ったときに
お参りするのと同じように、お祈りを捧げているのだろうと思っていた。


席を立ち、教会の中をぐるりと歩きながら見学してると、一つの大きな白い銅像の前にたどり着いた。
その銅像の前には、お祈りする人がその銅像の足に触れながら、祈りを捧げていた。

僕には、何をお祈りしているのか、もちろん分からない。
でも、なぜか僕の目には、そのお祈りをしている人が、何かを、
神様に向け懇願しているように感じた。

膝を床に付き、手をその像の足に触れ、目を閉じて、頭を下げ、
まるでその像にすがり、思いを伝えているように、僕には見えた。


その姿は、僕が神社やお寺でお参りする姿とは、少し違って見えた。



あの人たちに取って、宗教、神様、教会は、大きな心の支えになっているのだろう。

信じるもの心の支え応援者

そういった存在が自分にある。 とても大きな事だと感じたんです。



ここで、宗教のどうのこうの、ということを言いたいのではないんです。


心の拠り所、支え、サポーター、応援者。
これがあるとないとでは、大きな違いがあるんじゃないかなと思ったんです。





皆さんは今まで、応援者、理解者がいたからこそ、力を発揮する事が出来た、
行動する勇気が出たって言う経験ないですか?



また、あなたの側に、あなたの事を心から理解してくれ、認めてくれ、応援してくれる人がいたら、
どんな気分ですか?


それによって、どんな状態が手に入りますか?  



自分をもっと信じる事が出来るし、自信も湧いて来る。 行動が促進される感じもする。
なんか、何でもやりたい事はやってやろう! って気になりません? 
あと、毎日がハッピーな気分で過ごしてる!
言葉にするのがちょっと難しい位、すごく暖かい、素敵な気持ちになりません?

ぼくは、そんな気持ちになるなぁ、、、と感じました。




お祈りを捧げている方々の姿を見ながら、
自分がコーチとして仕事をさせてもらっている事を振り返りました。


僕がコーチとして仕事をさせて頂く上で、いつも思っている事の一つ。

その方が、「五味がいてくれるから、安心して行動出来る」と思ってもらえるような存在でいる事。

その方の、最高のサポーターでいる事。
(僕の中では、のびたくんとドラえもんのような関係!?とイメージしてるんですが、、、
その話はまた今度!)


教会の中で、自分のコーチとしてのあり方を、もう一度再認識させてもらいました。



クライアントが成果を出す、目標達成をする、変化する、悩みが解消する。
これらの為に、スキルは大切です。 
しかし、スキルはあくまで手段、道具であり、それを扱う心がないと
意味をなさないと僕は思います。 


これはどんな事も同じなのかな。
相手を思う気持ち、ハートがまず先。 


でも、まぁ、こればっかりでもだめで、それを実現する為に、
知識とスキルも磨かないといけないんですけどね!


久しぶりのマンハッタンから、いろんなものを教えてもらった、素敵な一日でした。





本日もご搭乗頂き、誠にありがとうございました。またのご搭乗をお待ちしております。