第1試合・明治大対慶応大、第2試合・早稲田大対法政大。
この四校が相見える日程は東京六大学野球ではもっとも『おいしい日程』と言われる事がある。
近年優勝はこの四校の持ち回りのような様相、入部選手の質量は他大学を圧倒している。
この日は早稲田大・斎藤佑樹(4年・早稲田実)の先発が予想されていた。
特別指定席は早々に完売、内野席は立ち見が出る程に観客で溢れ返っていた。
今季は東都大学リーグに通い詰めている為、神宮球場が息苦しく感じる程混雑ぶりだった。
発表の観衆は19000人となっていたが、ピーク時はそれを上回っていたのではないだろうか。
特別指定席以外は満員の三塁側
斎藤佑樹の投球で気になったのは左脚の着地地点を非常に気にしている素振りであった。
両脚で歩幅を確認する動作をイニング毎に行ったり、投球毎に足跡を確認をしていた。
着地がおぼつかず投球後に転倒したシーンもあった。
満員の一塁側
法政大は昨年甲子園を沸かせた河合完治(1年・中京大中京)が一番・三塁手として先発出場。
奈良県大会で打率8割をマークした西浦直亨(1年・天理)が遊撃手の控えとしてベンチ入り。
甲子園では体躯の良さが目立った河合も、大学では普通サイズに見えるからレベルの高さを感じる。
早稲田大では横山貴明(1年・聖光学院)がベンチ入りを果たしている。
ブルペンへのファウルボールを保護する為、ヘルメットを被って三塁後方に立っていた。
一年前、甲子園の注目選手であっても当然ながら大学ではイチからリスタートする。
この試合、疑問が残ったのが完売している特別指定席に空席が目立った事である(写真参照)。
第1試合を観戦している時は「斎藤ファンが第2試合に押し寄せるのだろう」と思っていた。
実際、07年の斎藤フィーバー時には時折見られた現象であり、その再現だろうと。
しかし、第2試合が始まっても一向に座席が埋まる気配はなかった。
チケットボックスでも「特別指定は売り切れです」と再三アナウンスされていたのに何故だろう?
最後に神宮球場で記入出来るアンケート用紙を掲載してみたい。
クリックすれば文面が読み取れるサイズにしているので参考までに。