劇団プラネットカンパニー 『大人のおはなし劇場』 | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

劇団プラネットカンパニー 『大人のおはなし劇場』

 

【日時】

2016年7月16日(土) 夜の部19:00


【会場】

川崎や(長浜市)

 

【プログラム】

・人魚姫

(原作:ハンス・クリスチャン・アンデルセン)

・フランケンシュタイン

(原作:メアリー・シェリー)

演出:北澤あさこ

 

【出演】

☆人魚姫

語り手:北村智子

人魚姫:北村雅子

他:中川昌美

☆フランケンシュタイン

語り手:北村智子

フランケンシュタイン:岩口浩平

怪物:北澤あさこ

ウォルトン:中川昌美

他:北村雅子

 

 

 

 

 

劇団プラネットカンパニーは、今年の4月になぜかたまたまお芝居を観ようと思い立って、生まれて初めて観たお芝居の劇団。

そのときに、全く予想していなかったほど大感激してしまい、それ以来ファンになった。

そのときは「TEN」という演目で、幕末の志士たちの話だった。

幕末の志士といっても、坂本龍馬も桂小五郎も西郷吉之助も出てこなくて、でもそれぞれ自分の人生を精一杯生きようとしている人たちで、それが本当に良かった。

また、みんな1人2役でやっていたのだが、それぞれの演じ分けのあまりの鮮やかさにびっくりしてしまった。

こんなにも違う人になりきることができるんだ、と感嘆してしまった。

本当にたまたま行ってみただけだったのに、こういうのを一期一会っていうのかもしれない、と思った。

 

とはいってももちろん一会にはしたくないし、これからもいろんな演目を観てみたい。

というわけで、今回は長浜まで行ってきた。

川崎やという小さなお店で行われるお芝居。

小さいので、お芝居というよりは朗読と小さな身振りがメインで、オペラで例えると演奏会形式の上演といった感じ。

演目は、「人魚姫」と「フランケンシュタイン」。

どちらもとても有名な話だけども、それでもやっぱり今回も感動してしまった。

どちらも、こんなに悲しい話だったなんて。

それに、やっぱりここでも皆の演じ分けがものすごい。

完全に役になりきっていて、全く違和感なくストーリーに入り込んでしまう。

そして、幕間には全員出演でのとても楽しい話(MCというか)があった―こんなに悲しい話を演じきった合間に、どうしてこんなに楽しく盛り上がれるんだろうとさらに驚いてしまった。

 

次は8月の栗東演劇祭、今からとても楽しみだ。