ハピネスチャージプリキュア最終回&総評 | 「Going My Way!」 blog ver

ハピネスチャージプリキュア最終回&総評

まず最初に・・・「ハピネスチャージ」が好きな方は読まないで下さい。

間違いなく気分を害されますので





ついに今日で最終回。

やーーーーっと終わってくれた。

ホント一年間ニチアサ枠の無駄遣いだった。

俺もよく1年間見続けたと思うわ。

iphoneアプリにあるリアルタイムで視聴すると、歴代の3D画像が貰える

サービスが無けりゃ、途中で切り捨ててた。


歴代でもつまんないと思った作品はあったけど、「ハピネス」はぶっちぎりで

つまらんかった。マジで一つも良い所が思い浮かばないレベルで。

何でこんな駄作が、シリーズ10周年と言う大事な節目で

オンエアされたのかサッパリだ。

同じ記念作品なら「ディケイド」も「ゴーカイジャー」も大事な節目を

ちゃんと盛り上げたのに、「ハピネス」は盛り上げるどころか、

売り上げ・視聴率・映画興行等ブランドを失墜させただけだしなあ。


中盤までは歴代挨拶があったから、そっちを本編だと思って観てたけど、

挨拶終了後は、さっさと打ち切れってレベルだった。



つまんないと思う理由はあまりに多過ぎて全部書けないから、主なとこだけ


1.全く可愛くないキャラクターデザイン

初見の時「エ?マジでこれで行くの?」と思ったもんだ。

華やかさの欠片も無いし、80年代の少年漫画の脇役ヒロインの顔じゃん。

それでも見慣れれば何とかなるかな?と思ってたけど、やっぱりダメだった。

もうキャラデザやらかした時点で、作品の失敗はほぼ約束されたようなもんだった。

挙句イノセントフォームのおてもやんメイク(笑)。

「ハピネス」のキャラデザと化粧とイノセントの真っ白衣装が全く噛み合ってないよ。


今はちょっと前と違って、「アイカツ」やら「妖怪ウォッチ」やら強力ライバルが

たくさんいるのに、こんな芋臭いデザインで対抗しようとしてたんだから、正気じゃない。



2.主要な登場人物達がクズ揃い

めぐみ:学年最下位のバカ、他人の気持ちを考えられない無能な働き者、

     自分の価値観の他人への押し付け、戦い方が無駄に暴力的

ひめ:敵の封印を解いた張本人、卑怯者、ワガママ、責任転嫁、自己中、下品

    キュアマリンの後釜を狙ったのか、番組前半で無駄に目立つも、

    あまりに言動がクズ過ぎてネガキャンの逆効果

ゆうこ:隠し事多い、他人の恋愛への口出し、極悪人のファントムを勝手に逃がす

いおな:序盤のひめへの陰湿攻撃

ブルー:無自覚の女たらし、自分の痴情の縺れを無関係な少女達を使い捨てて

     清算しようとする、最初から最後まで自分の手は一切汚さない

ミラージュ:失恋こじらせて世界を大混乱に陥れるも、洗脳解除後謝罪無し

ファンファン:大量の少女達を数年単位で拉致監禁、謝罪無し

レッド:嫉妬こじらせて地球侵略、謝罪無し

増子:ハピネスのプライバシーを暴露しようとしたり、墓場送りになったプリキュア達の

    無惨な映像を嬉々として報道する



3.倫理観の狂いまくった世界観

上記2のキャラの異常っぷりが象徴する通りで、個人的にはこれが一番問題だった。

どう考えても戦いの元凶でしかないブルーや、肝心な事実を隠して無関係のめぐみを

戦いに巻き込んだ挙句にワガママ放題のひめを、仲間内が誰も咎めない。

結局ほぼ最後までそれで終わった。

悪役サイドでも、ミラージュ・ファンファン・レッド達は、浄化された後も一切謝罪無し。

ミラージュは洗脳されてたっぽいけど、それでも罪の意識とか全然無し。

明らかに自分の意思で大量のプリキュア達を数年間も監禁して、貴重な青春を奪った

ファンファンは、妖精に戻った後は何故か正義面。

ファンファンのプリキュア狩りと、ブルーの無策で無責任な徴兵で、

まりあ達がどんだけ苦しい目に遭ったか分かってるんだろうか。

しかも身勝手な理由で「プリキュアは恋愛禁止」とかバカか。

レッドは惑星レッドの復興は後回して良いから、地球復興を手伝え。

ブルーとミラージュも惑星レッドに逃げるな。

ブルー・レッド・ファンファン・ミラージュ・ひめは、後日談でも平然と日常を送ってたけど、

地球で平然と暮らしてるファンファンなんか絶対許されないだろ。

個人的には、こいつが特に絶対許せん。


そんで番組後半のVS幹部・ボス戦で、やたら連呼されてた“愛”だけど、

口先だけで説得力無さ過ぎ。

しかもラブリーは持論を押し付けつつ、暴力に訴えるから、怖い。



まあザッと上げたところこんな感じだけど、こうも訳分からん作品を、

10周年の節目でよく作ったもんだ。

ヒーローもののプリキュアにおいて加害者の幸せ>被害者の幸せな作品なんか

通用する訳ないだろ。歴代の悪役からの転向組のせつな・エレン・レジーナ達だって、

様々な苦悩や贖罪を乗り越えて成長したのに、「ハピネス」のクズ共は・・・。


そもそもハピネスのメンバー達が監禁されてた仲間達の安否を

本気で心配したことが一度でもあったかって?

何かのついでに運良く助けられただけって感じ。

いおなですら、仲間に加わって以降まりあ達を心配してる気配ほとんど無かったし。




もう終わった作品は考えても無駄だから、ここまでとして、

来週からの「GO!プリ」が非常に楽しみ。

1年振りに毎週ワクワク出来る作品になって欲しいなあ。

俺プリキュアに関しては隔年に好きになるパターン多いから、

その法則通りだと、今年はイケる・・・ハズ!


「ハピネス」は好きなキャラいなかったから、改造フィギュアも作らなかったけど、

今年こそはまたはじめたい。