作・演出の早川康介です。 | グリーンミュージカル「レディーバード,レディーバード」通信

グリーンミュージカル「レディーバード,レディーバード」通信

グリーンミュージカル「LADYBIRD,LADYBIRD」は、2013年の初演から毎年GWにシアターグリーンで公演を行っています。「LADYBIRD」はイギリス英語で「てんとう虫」のこと。主人公は「昆虫」たち。大人も子どもも楽しめる、笑って、泣ける、命と愛のミュージカルコメディです。

作・演出の早川康介です。

いよいよレディバも5周年。5年と言えば32歳が37歳になる年だ。
そんな5年目のレディバの見どころを、作演出として余すことなく
お伝えしたいと思う。

まずは昨年から引き続き主演のアン役を務める、田中凜音だ。

 

これは昨年の写真である。お互いぎこちなさを必死で笑顔で隠している。 

 


これは今年の写真。これくらい自然体で向き合えるようになった。
真顔の面白さを教えたいのだが、うっすら笑っている。まだまだである。
昨年は1年目としてまさに体当たりだった。
しかし2年目はそうはいかない。凜音も少し大人になっていた。
大人になることのメリットとデメリットを感じながら稽古は進んでいる。
「20日っていつですか」
「紺とグレーって同じ色ですか」
なんて質問に幼さを感じることもあるが、彼女は今、成長痛を感じながら
2年目のジンクスと闘っているのだ。
 

脇を固める2人も注目だ。


アゲハチョウのエリー役、葛岡 有(写真左)は、昨年のムシたち役からの抜擢。
この1年で歌唱力、演技力、全てパワーアップしている。何より「ひたむきさ」がある。
僕が田植えを手伝ってもらうなら間違いなく彼女に頼みたい。それくらい全てにひたむきに向き合う。

女王蜂のハナ役、久保田真琴(写真右)は、とにかく品がある。
どんなにふざけたことを言ってもそこはかとなく漂うフローラルの香り。
黒豆を食べていてもキャビアに見えるはず。女王蜂にはうってつけだ。

 

ハチたちは今年はダブルキャスト。
写真を撮ると屈託のない笑顔を見せるが、休憩中は謎の円運動を繰り返したり、
僕の印象を「足が短い」「いや、胴が長いんだ」などと答えるようなわんぱくぶり。
しかし、歌もお芝居も大人顔負け。カラーが違うので、ぜひ両方ご覧いただきたい。

 


ダンサーたちは昨年よりパワーアップ。登場シーンも増えているのでご期待いただきたい。
あまりの馴染みっぷりにお気づきでない方もいるだろうが、写真には僕も紛れている。
今年も僕が踊る予定はない。

 


大人キャストを忘れてはいけない。今年で5年連続の三廻部さんを筆頭に、昨年から連続登板の迫さん、堀田さん。
そして初参加の栗原さん、水野さん、福地さん。全員初演から出ていたのではないかという安心感がある。
唯一の不安は、みんな若くはないので息切れしないだろうか、それくらいである。


5年の節目だが気負うことなく、毎年のテーマである「昨年よりも面白く」を今年も追求している。
毎年、過去最高に面白いレディバを作ることが、未来に続くと信じて。 

 

ちなみに5日の終演後には初演から3年間主役のアンを務めてくれた加藤梨里香さんをお招きして記念イベントが開催される。
司会を務める僕としてはこちらはものすごく気負っている。併せてご期待いただきたい。
GWは池袋、シアターグリーンBIG TREE THEATERで、
ちびっこの虫と、ちびっこじゃない虫たちがお客様のご来場をお待ちしています。

 

 

☆☆☆☆☆公演初日まであと 11日!☆☆☆☆☆
アリー・エンターテイメントプロデュース
グリーンミュージカル「LADYBIRD,LADYBIRD」
2017年5月3日(水)~7日(日)
シアターグリーンBIG TREE THEATER
公演詳細はコチラ
http://alii-inc.co.jp/ladybird/
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