昨日は、日曜出勤だったので、ダイゴが無事にゴールできるか気になり夜だけテレビを観た。
生まれつき心臓に部屋が一つしかなく、いつ心不全を起こし急死するか解らない死の恐怖と戦う山田倫太郎(13歳)を観た。
大手術を5回も行い、酸素ボンベが無ければ死んでしまうというのに、明るくポジティブでおしゃべりのお茶目さんなのだ。
しかし、話しはまるで哲学者のように的確で威厳もあり、説得力がある。
それは、何度も死線をさ迷った体験から来るのだろう。
同じように、お茶目な5歳の弟と普段はプロレスごっこをしている。
5歳のヤンチャな弟。倫太郎の素晴らしい生き方が、たった5歳の弟に深い影響を与えている。
なんと五歳にして、医者になると宣言している。そして、お兄ちゃんの病気を治すのだと言う。
倫太郎君の凄さは、「自慢の弟」ですと言う弟に夢だけに終わらせない指針を作成していることだ。
「医者を目指す君へ」と何ページもの論文を書いている。
最後の方だけ紹介されたが、「医者は病気を治すだけではダメですよ。言葉も大切です」と的確に書かれている。
言葉一つで、絶望させることも、勇気を与えることも出来る。勇気を与えられる医者を目指して欲しいのだという。
好きな女性は、水ト麻美アナウンサー。美味しいものを、美味しそうに食べる自然体が好感を持てるそうだ。
そして好きな曲が、槇原敬之の「どんなときも」。この曲の詞がいいんですよね、とピアノで弾いてみせた。
そう、倫太郎君の凄さは、溢れる才能を開花させた家族・ご両親にあると思う。
なんと、水トアナウンサーに手作りハンバーグをご馳走したのだ。
明日をも知れないのに、中学1年生で不自由な身体で料理までやるのだ。
やらせているのだ。
重い心臓病を患う長野県箕輪町の中学生山田倫太郎君(13)は、この24時間テレビの枠に収まらず、日本中の同世代から、高齢者まで感動と勇気を与えて欲しい。
普通の生活ができることが嬉しいと言った倫太郎君。
普通に生きる。いじめ自殺、殺人に巻き込まれないで、笑顔で普通に生きられる社会でありたい。