さきたま史跡~大好き行田市~5 | ミニチュア制作 La Petite Fleuriste

さきたま史跡~大好き行田市~5

今日は蓮から離れて古墳中心の更新になります。

と言っても歴史には疎いので、歴史の話はしません。



二日目の朝の蓮に期待しつつ、古代蓮の里から離れます。

市内循環バスで、はにわの館の前に到着。

ここでは、自転車をレンタルできます。

観光案内所などでもレンタルしているので、とても便利です。

市内循環バスは、2時間に一本という本数の少ないバス停が多いのです。

その点、自転車は気にしなくて良いですね。


そして、ブリジストンの乗り易い自転車にたまたま当たり、

この自転車を駆使して古墳などを周ります。


ここは奥の山古墳。

雑草がボ-ボ-と生えています・・・。



奥の山古墳

因みに、行田市には、

稲荷山古墳、二子山古墳、丸墓山古墳、鉄砲山古墳、

将軍山古墳、中の山古墳などがあります。

中学校の頃、習った古墳もありますね音譜

円墳、前方後円墳、方墳、帆立貝式古墳などを思い出しますね。

あと、竪穴式石室など・・・。

10年近く前の記憶が蘇ることがあろうとは!

このための勉強だったのかと思ってしまったものです。




ここは、神社の裏です。


何故か、切り株の上に梅が置き去りにされていました。



神社裏

神社裏

アジサイ『城ヶ崎』


神社裏

こんな実の生る木もありました。



実

一体何の実でしょう。


再び古墳へ。


二子山古墳。

武蔵国(今で言う埼玉県、東京都、神奈川県の一部)で最も大きい前方後円墳です。

造られた時期は5世紀末。

古墳の大きさベスト100の中に、ギリギリ二子山古墳はランクインしています。

奈良や大阪に巨大古墳が多かったですね。







遠足中の小学生たちに遭遇。





「Iさんの顔がNさんに隠れてるよ~。はい、顔出して~」

「ほら、Nさん、フラフラしない」

「Iさん、出すぎ」

  ・

  ・

  ・

なかなか撮影できません。

暑い中、スーツ姿の先生達、お疲れ様です・・・。


この小学生たちの後ろにある古墳は、丸墓山古墳です。

直径105mあり、円墳としては日本最大。

墳丘は、埼玉(さきたま)古墳の中で一番高くて19mだそうです。

南側から古墳に到る道は、

石田三成が忍城を水攻めにしようとしたときに築いた堤防の跡、

『石田堤』があります!

水攻めのときは、古墳の頂上に陣が張られたそうです。


というわけで、



勿論上まで行きます。

上れるところは、上ります。








ああ、420年ほど前にここに陣が張られたのですね・・・




ここは池です。

白いツブツブはごみではなくて、花です。




PCで閲覧してくださっている人は、クリックで拡大します。

ショウジョウトンボも写りました。




稲荷山古墳 with トラック。



本当は、『さきたま史跡博物館』で許可を取って撮影した

古墳ごとに出土された鉄剣や埴輪などの写真と古墳の写真を

一緒に載せていきたいところですが、ネットでの公開は厳禁です。


ワカタケル大王(雄略天皇)の名前が記された国宝、

金錯銘鉄剣などもその博物館にはありました!

ご存知のとおり、この稲荷山古墳で出土したものです。

辛亥の年に、ヲワケの臣だのスクネだの刻まれた文字は、印象深くはないでしょうか?

日本の古代国家の成立を解く、貴重な手がかりとなっている銘文ですね。

「あ!教科書で勉強したアレだ」と一人でニンマリしてました(笑


その他、画文帯環状乳神獣鏡や勾玉などの国宝が数々展示されていました。


「ああ、この土地から出土したんだ」と考えながら古墳を見てロマンを感じました。






このとき、まだ一時過ぎです。

まだお腹は空いていませんでしたが、後々のことを考え、何か食べることにしました。


二子山古墳の前を再び通ると、うどん屋さんが見えました。

行きも見かけたうどん屋さんです。

外で和傘の下、赤い布が覆われた椅子に座って食べている人を見ました。

なんとなくそのお店に入ろうかなと考えていると、

中から粋の良い、そのうどんやさんの男性が出てきて、

声を掛けられて入ることにしました。


そして、入ると、なんとも拘りをもったお店ではないですか。

座卓は樹齢数百年の木を使ったものです。

うどん屋さんのお話によると、邪魔で切り倒された木だそうです。

邪魔だとされた木もこうして活躍していると思うとなんだか嬉しくなりました。


そして、うどんが美味しい!

色々美味しいうどんは食べていますが、ここのうどんは本当に美味しかったです。

ツユも2種類、サクっと香ばしく揚がったテンプラも3,4種ついていて、800円!

驚きの値段です。

一日30食限定で、私は26食目くらいだったそうです。

うどんの拘りについて教わり、味とコシに納得。

ここで、讃岐うどんはオーストラリア産の粉を使っていることも知りました。

うどん屋さんのおじさんは本当に色々教えてくださいます。

そして、と~ってもひょうきんな方でした(笑


本当に美味しいので、宣伝しておきます。

一応、ブログに載せることをお伝えしてあります。


古墳の里 なつかしの味

古墳亭

行田市埼玉5208 TEL:048-559-1479


「ミニチュアの花を作っている人に聞いて来ました。」


と言ってくださると・・・



いえ、何もございません。


おじさんに宿泊場所のお勧めはないか伺ったら、

「うちにおいでよ」と言われましたが、流石に申し訳ないので断り、

その他のお客さんたちともお話をし、宿泊する場所を決めました。

http://www.yumoto-g.co.jp/siteFiles/mominoyu.html

行田市には、2箇所天然の温泉があります(古代蓮物語と湯本温泉)。

そのうち、この湯本温泉が女性に一番人気だそうです。

100%掛け流し。

古代蓮の近くで宿泊しようと思いましたが、自転車があるので、

湯本温泉に決定。

うどんやさんからとても近いです。


宿泊で3回入りましたが、

毛穴が綺麗になり、4,5年ずっとできていた頭皮のアレルギーが治りましたアップ

エステのフォトより効果覿面。

うどん屋さんのお話によると、

日本はどこでも掘ればお湯がでるそうです。

温泉になるかならないかは、成分次第だそうです。

深層熱水型地層について詳しくお聞きしました。

100m掘れば通常2、3℃上がるそうです。

1000m掘れば20~30℃・・・

大分市では、100m掘れば6℃あがるそうです。

掛け流しの温泉は熱めの42℃で止めるのがベストだそうです。


因みに、一番最初の更新でも書きましたが、このうどん屋さん、

元行田市議会議員、元労働組合員です。

名刺もいただきました。


うどん屋さんと暫くお話をしていました。

奥さんと二人でその晩お酒を飲むそうで、

来ないかと誘っていただき、ご自宅にお邪魔することになりました(笑


その前に私は次の日に備え、自転車で古代蓮の里へ行ってみることにしました。

当日迷ったら取り返しがつかないからです。


そして、案の定、1時間以上迷いました汗






とんでもない場所にきてしまい、大急ぎで戻ります。

うどん屋さんのご夫婦との約束の時間を過ぎてしまいました。


暫く、おじさんは外で待っていてくれたそうです汗

奥さんも心配されていたようで。。。

申し訳ない・・・。



このご夫妻のおかげで、大変楽しいひと時を過ごし、

高級旅館に出てくるようなご馳走まで沢山いただきました。

更には、古代蓮の里まで迷ってしまった私に地図まで書いてくださったり、

蓮のポストカードや手作りの勾玉までプレゼントしてくださいました。


名残惜しくも、23:30湯本ホテルへ到着。

0:00まで温泉に入ることができるので、ササッと入りました。



今回の更新はかなり長いので、最後の更新時にまたこの続きを書こうと思います。

訪れることは不可能と思っていた利根川の大堰にも車で次の日連れて行って

くださいました。

次回から、漸くメインに移ります。

ここまでくるのに5回も更新してしまいました。