下記の体験談は、下記のサイトからの続きです。
http://ameblo.jp/globalstudy/entry-10281621794.html
(6)留学する前に日本でもっとやっておけばよかったことなどありますか?
僕は英語がもともと得意でも好きでもなかったので、成績もよくありませんでした。そしてHawaiiのTransPacificHawaii Collegeを卒業し、一旦日本へ帰国した際、MCへ向けての勉強はほとんどしませんでした。なので、いざTNへ行ったとき又、一から始まった気がしました。もっと英語を日本にいるうちから喋っていればHawaiiでのレベルは維持できていたのになあと思います。 後は、一般的なことですが、TN自体のことをもっと調べておけばよかったとおもいます。留学前はアメリカ全体のことは調べると思いますが、自分が行く場所の詳しいところまで調べている生徒は多いのかわかりません。それは、気候とか食べ物ではなく、どんな人種がいて、どんな方言を使うのかも調べておいたほうがいいと思います。
(7)1週間の大よその勉強時間と勉強場所
僕はサッカーをほぼ毎日やっていたので、勉強は常に夕食後でした。食堂が7時半に閉まるので8時半や9時から終わるまで何時まででもやりました。 というのも、僕は自分で言うのもなんですが、あまり計画的に宿題はしないので、ラストミニッツな感じでした。いろいろな組織などに入っており、あまり昼間に宿題をする時間はありませんでした。大きな課題やテストも前日の夜にひたすら朝までやるタイプでした(泣)。
勉強場所は大体、図書館でしていました。12時まで開いていますし、たくさんの友達もまた勉強しているので、一緒によくしました。コンピュータールームもあり、Paperを書け、Researchもできたのでたくさんの生徒が利用していました。 深夜以降は寮のリビングや自分の部屋で終わるまでやりました。Roommateも同じような性格だったので(ドイツ人)よく一緒にエナジードリンクを飲みながら勉強しました。 終わらない夜も多々あり、朝の授業寸前までやったり、朝7時半から図書館へ行ったりしました。 なので、あまり学校外で勉強するという機会はありませんでした。
(8)図書館は遅くまで空いていました?
図書館は金曜と土曜以外は朝から夜の12時まで開いていました。金曜と土曜は5時まででした。
ですが、期末テストが近くなると、夜中の2時まであいていました。 更に、図書館の近くに24時間あいているSitting Roomというのもあり、たくさんの留学生が利用していました。
(9)土曜日や日曜日、空き時間などはどんなことをしていましたか?
土曜日と日曜日はサッカーやPartyをしていました。 僕もルームメイト達もサッカーが大好きなので、ほぼ毎日のようにサッカーをして、週末はサッカーの後みんなでPartyをしていました。ほぼ毎回、僕達の部屋でPartyをしました。夜中の9時から3時ごろまで、みんなで飲み、歌い、踊り、ゲームをしたりしました。遊んでばっかりと思われるかもしれませんが、僕達は大学の一番良いDormに住んでおり、勉強と両立できていました。更に僕もRoommateもGlobal Citizenship Organization(GCO)というStudent Organizationのリーダーもやっていて、部員などとの交流を深める為というのもありました。更に言うと、僕達のPartyは留学生とアメリカ人の交流を深めるのにとても重要でした。 日曜日は昼ごろまで寝て、その後は山へ行ったり、買い物へ行ったりしました。
(10)Public SchoolでESLを教えているとのことですが、今行っている業務を簡単に教えてください。
僕はESLで幼稚園から小学校低学年のクラスをアシスタントとして担当していました。僕の業務は大きく分けて3つありました。1)日本人の生徒への通訳。僕のクラスには日本人の生徒が7人で全体の半分を占めていました。残りの半分はメキシコ人でした。なので、日本人同士で日本語を話す生徒が多かったです。他の先生は日本語がほぼわからないので、僕が通訳、又、日本語さえわからない時は日本語を教えていました。2)先生が急用でクラスを抜ける場合や、保護者との面談の最中、個別テストを実施の際、僕が先生の代わりに授業を行いました。先生からあらかじめ、授業内容や役割などを伝えてもらい、そのプラン通りに授業を進めていきました。この仕事の際は、日本人のクラスだけではなく、すべてのクラスへ行く機会がありました。中にはメキシコ人だけのクラスもありました。3)最後は、Learning DisorderやBehaving Disorderをもった子供への個別指導を行いました。特に2人のメキシコ人の兄弟は親から体罰や暴力をうけている恐れがあり、親からの愛情不足からなのか言語へ障害がでていました。僕は彼らの専属の先生という形で毎日1時間ずつ個別レッスンを行いました。Reading,Listening,Writing,and Speakingを教えました。特にSpeakingには力を入れ、家族の情報を引き出したりし家族の関係を手出すけできたと思います。
(11)将来の進路で考えていることはありますか?
将来は、Study abroad cordinaterやStudy abroad counselorなど、海外留学へ関わる仕事に就きたいと考えています。なぜかというと、これからは国際化の時代であり、日本人が日本にいて日本語だけで満足していては国際社会に取り残されていくと思うからです。ESLで出会った子供達はまだ6歳、7歳という年齢で英語も日本語も話せるようになりました。日本での英語教育が小学校から始まりましたが、僕はあまりSpeakingという能力面では成果が期待できないと考えています。やはり、言語を学ぶには現地にいって“常にその現地の言葉を話す”という環境が必要と考えているからです。ですので、これからの若い子供達に海外へ留学を促進させてあげられる仕事に就きたいと考えています。より多くの生徒が彼らの海外経験を日本の社会へ貢献できる下準備をしてあげられる仕事に就きたいです。
(12)留学して良かったと思うことはありますか?
僕は何より、世界中に友達と家族ができたことへ幸せを感じています。英語が話せるようになったのや、アメリカ文化を学んだことも大切ですが、世界中で友達ができたことがとても重要だと考えています。MCで出会った留学生は、僕と同じように各々の国へ帰っていきました。今からの彼ら彼女らの活躍を、これからも知っていけることにとても幸せです。彼らの頑張りは僕のMotivationも高めてくれます。張り合いの心ではないのですが、心の支えとなっています。更に、友達が世界中にいることでほんとのGlobal Personになったのだと思っています。インターネットなどを通し、海外のニュースも知れますが、友達に直接聞いた話ではまた違う側面も見えてきて、本当の意味で海外情勢を知ることができ、世界へ一歩近づいた気がします。世界中の人々と友達や兄弟と言えるほどの関係を持てたことが僕にとって留学の一番の幸福で、それをKeepできていることが留学して本当に良かったと思うことです。
(13)ずばり、Maryville Collegeの魅力はなんですか?
Maryville Collegeの魅力は留学生の受け入れに力を注いでいるとこです。僕のような卒業生と頻繁にCommunicationをとり、より良い留学生活が送れるように努めているところです。延べ50カ国の国から生徒が来ており、毎年違った顔をみせる国際色豊かなキャンパスはとても魅力的だと思います。更に、留学生とアメリカ人生徒との交流を図る場がたくさんあるので、孤独感を味会わないとおもいます。おせっかいかもしれませんが、たくさんの在校生が一緒に何かをしようと話しかけてきます。それは僕と僕のRoommateがリーダーをやっていたGCOが毎日のように取り組んでいるところです。そしてただ留学生とアメリカ人の交流が深められるだけではなく、留学生の良さを引き出す取り組みもあります。それは留学生の母国の文化をアメリカ人の生徒や先生に紹介そして経験してもらい、アメリカ人の生徒の海外への興味をもたらし、彼らの留学への促進もしました。MCは小さな大学なので、もし一人ひとりが努力をすれば、自分の留学間での目標が達成できると思います。勉強面では少人数の大学ならではで、各生徒にアドバイザーがつき、学習面や進路のサポートをしてもらえます。クラブや同好会へも一つだけでなく二つ三つと簡単に入れ、たくさんの交流が深められます。Learning CenterやWriting Centerなどといった論文の書き方や文法を教えてくれる場もあり、留学生にとってはとても良い環境です。日本人の生徒もあまりいないので、日本人コミュニティーなどはないので英語を話したいと思っている生徒にはうってつけだと思います。更に近くの娯楽場がそれほどないので、Partyなどは寮の部屋などになるので、学生の新しい友達が毎週のようにできます。これによって、僕はMCの魅力は留学生が留学生として誇れる学生生活が送れることにあると思います。
(14)海外の大学に留学する人が減少していますが、若者にアドバイスはありますか?
海外へ出るのは躊躇いも同時にあるとおもいます。今までの友達との関係が不安になるとも思います。家族は心配されると思います。ホームシックにかかる生徒もいると思います。ですが、同時に今までの自分を変えるチャンスでもあります。留学は自分の弱い部分を強みに変えられる時間を与えてくれます。と同時に自分の長所を延ばすこともできます。今までに出会ったことのない人々と生活するので、相手に合わさなければいけないこともでてきます。それは苦になることもありますが、自分の意見を言える大切な場と思います。日本人はあまり個人的に意見を言わないとよく言われます。それはアメリカ人や他の国からの留学生が声を揃えて言うことです。確かに日本人はそうなのかもしれません。ですがそこで自分の意見を言えるようになると彼らの認識は変わってきます。更にそれが国際社会でも自分のIdentityを主張できる力を学べる場と思っています。一声に留学といっても種類も期間も生徒それぞれで違い、目的や目標も違うはずです。ですが、それぞれが違うことは当たり前で個人が自分のゴールをしっかり見据え、自分の中での成功へ導くことが大切とわかりました。言語が上手くなるのだけが留学の成功ではありません。自分なりの成功を探し求めることも留学の一つの楽しみだと思います。日本では考えられない日常が待っています。日本人の常識だけではやっていけない日もあると思います。それを経験することでGlobal Personへ近づくと思っています。留学は日本人を超える日本人になれるチャンスを与えてくれます。僕は性格上、なぜかMost Americanized Japaneseといわれます(笑)。これはほめ言葉といつも思っています。これからの若い学生にも、この国際化の波の中で、日本人と更にもう一つのIdentityが必要だと思います。
(以上)
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