『キャメラ』を構え、シャッター音を轟かせる『キャメラメン』がいる。
彼らはレンズ越しに何を求め、何を思うのだろうか…
高校生の頃、電車通学していた私は、駅から学校までの通学路を徒歩で20分もかけて歩いていた。
それは『表向き』の話で、実際は通学路を無視して10分程度の道のりを歩いていた。
不良やろー。
『通学路』を無視する人数が増えるほど近隣住民からの密告は増える。
すると、体育教師軍団による『教育指導』が抜き打ちで行われる。
この時に『通学路無視』を体育教師に発見されると『罰』を受けることになる。
『罰』は『違反者』の数や『体育教師の気分』によって決定される。
【ある朝の出来事】
いつものように友人とサンドウィッチを採りながら非通学路を歩行していた。
平和な朝だ。
『体育教師』が登場する気配は皆無。
実に平和な朝だ。
私と友人が非通学路の出口にさしかかった時…
『カシャ!カシャ!』
私と友人は音の鳴る方向に顔を向けた。
『カシャ!カシャ!』
車の陰に潜む『若干ハゲ』の恩師がいた…
私は『恩師』の『実に大人的な手法』に感動した・・・
この日、私は『罰』を受けた・・・
相撲道場で正座をさせられた・・・
プラスティック製のバットで頭を叩かれた・・・
大人の『巧みな技』を知った・・・
教科書は何も教えてくれないよ。
ホンマ、ええ学校やわぁ♪