彩雲国物語、完結。ネタバレなし | ぐりーくらぶろぐ

彩雲国物語、完結。ネタバレなし

長いこと待たされて上下巻の二ヶ月連続刊行で完結。
このパターンは、フルメタル・パニックと同じですね。

彩雲国物語 紫闇の玉座(下) (角川ビーンズ文庫 46-22)/雪乃 紗衣

¥860
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というわけで、彩雲国物語堂々の完結。
雪乃紗衣さん、関係者の皆様、お疲れさまでした。

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いやー、正直ね。
朝廷に不穏な空気が立ち込め始めた辺りから、
どうも気に食わないことが多かったんですよこのラノベ。

劉輝、静蘭、楸瑛、絳攸のような若手達、
及びその周囲の「超絶有能」という扱いだった人々が、
さらに官位が上の人々が暗躍し始めたとたん
バカアホボンクラ扱いされ始めたりとか。

多数のいい年した中年・壮年・老人官吏達に、
世界観も雰囲気もぶち壊しにする
ギャグっぽいバカトークをやらせたりとか。

築き上げてきた「彩雲国物語」を自分で台無しにして、
一体この作者は何がやりたいんだ?

ってな具合にイライラしてたもんですが。

クライマックスが近づくにつれて、
その欠点を帳消しにするくらい良くなっていったし、
先月発売の「紫闇の玉座」上巻は文句なしに面白かった。

そして、7月1日発売の下巻。
見切りをつけず読み続けてよかった、
と心から思いました。

そう、僕はこんな未来が見たかった。
この爽快さと感動のカタルシスこそ、
僕が彩雲国物語に求めていたものだった。

絶望の淵に追い込まれ、いつだって不安の極地を彷徨いながら、
それでも最高の道を歩みきった登場人物達に感謝を。
素晴らしい物語をありがとう。

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ところで、ほんとに、まったく、全然関係ないけど、
あの企画が再始動しました。

圧倒的に面白いものを生み出し、
爆発的に支持されるための方法論。
興味ある人は、ぜひチェックしてください。

創造的破壊プロジェクト

ちなみに、ぐりーくはこれに参加して色々学び、
色々画策中であります。
よかったらぜひ。


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