置く環境を変えてみると! | GLASS STATION Blog

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万華鏡作家『中里保子』によるブログです。

万華鏡にとって光が大切なのは、オブジェクトを映しこむ内部映像だけではありませんでした。
通常は明るい所に置かれるので、万華鏡本体も反射光で見ることになります。

今回「Aqua」が置かれた場所は善光寺にあるギャルリ蓮さんで開催された、依田ご夫妻の投影万華鏡「華あかり」展の入口。
そこは光が抑えられ、万華鏡本体から透過してくる光と、スタンドの明りが作りだす柔らかな光の空間になりました。



「Aqua」にリングモトルのガラスを使用したのは透明と不透明のバランスがとても好きだからでした。
ほの暗い場所で、中からの光を透過したアクアブルーがとてもきれいに見えました。新鮮な発見です。

もう一枚は昨年のUSAコンベンション会場で撮影した写真です。
この場合は、会場が明るいので、反射光によってモトル部分の白がきれいなバランスで見えます。
台座に使用しているアンティークミラーが水面の様な効果を出して、雲が映り込んでいるような効果もありました。
ガラスはいろいろな表情を見せてくれるので面白いです。興味が尽きません。



長野灯みょう祭りは終わりましたが、3月初めまでギャルリ蓮さんで「Aqua」を展示しています。