先月の一時帰国
GW前ではありましたが都内は
外国人観光客で溢れかえって
いる印象がありました。
驚いたのが自宅のある下町界隈
確かに浅草からスカイツリーに
抜ける観光ルートなのですが
Perfect Daysで主人公が姪っ子さんとチャリで
通ってた橋の近辺です。
10年前には外国人を見かける事
なんてなかったような路地に
西洋人カップルが歩いていたり
地元の人が早朝お参りしかしない
神社に外国人の姿を見かけたり
そりゃちょっと前まで外国人との
接点が無かったような下町の住人
が戸惑う理由もよく分かります。
店主が言っている事は理解できます。
このお店、地図を見ると私の自宅から
数分の場所にありますが
本当に何故ここに外国人?って場所
近くにあるのはお団子屋さんだけ
ちょっと休憩にお勧めです。
元々地元の人の憩いの場だったんで
しょうね。
因みに私が住む街のレストランには
大抵、スペイン語と日本語と英語の
メニューがあります
が
日本語で応対された事はありません。
さて、川を挟んで反対側、ここは
スカイツリーができる前からの
国際的観光地『浅草』
今回もペピートと少し散歩をしたの
ですが
途中、ちょいと宅配便を送る必要が
ありまして
集配所に行ったら、私の前には
おそらく英語圏からのカップル
どうやら次に行く京都のホテルに
スーツケースを送りたいらしく
応対する下町のオバチャン店員
口調が江戸弁
そのカップルの男性が一生懸命
片言の日本語で話をしていて
一方彼女の方は英語Onlyで貫こう
としていて
オバチャン、見事に日本語と英語
で完璧なオモテナシ対応
最初、ペピートと一緒にいる私にも
英語で話しかけてきたのですが
これはもう慣れました
日本人だと分かると
オバチャン
”お客さんほとんどが外国人なんだよ。
でも、あたしの英語で通じるんだから
まあいいよね”
”でも相手が頑張って日本語喋って
くれるとなんだか嬉しいね”
”お待たせ、お客さんどちらから?”
私
”メキシコです”
オバチャン
”わざわざ遠いところから”
”やっぱり観光?”
私
”10年前まで川の反対側に住んでいて
今はメキシコに住んでるんです”
オバチャン
”だからあれか、スペイン語でしょ?
さっき2人で話してたの”
ヤルなオバチャン
私
”そうなんです。彼は私の夫です”
親にカミングアウトして以来、怖いもん無しの私
オバチャン
”いやいや、時代は変わったね~”
”結構多いんだよ、日本人と外国人の
二人連れ、友達かと思ったら夫婦っ
てのはさ”
”分かるんだよ、だってさ友達同士
トランクがお揃いって無いじゃん”
このオバチャンの洞察力
”そのパックにはみ出しちゃうような物
は送れないからね”
”はい、450円、お届けは明日の夜ね”
浅草のクロ〇コヤマトのオバチャン
なかなかヤリます。
日本人はもっと英語を話せるように
ならないという意見も昔からありますが
日本で暮らす日本人は100%日本語で
高等教育も受けられ、働く事ができ、
隣人とのコミュニケーションもとれる
のが日本の社会。
そもそも日本語だけで動いている社会
必要な人は学べばいいし、学びたくない
人は学ばなくてもいいと私は思ってます。
インバウンドの受け入れ問題
いつもながら自虐的に日本の外国語
対応の脆弱さが話題に上がっている
ようですが
旅行者側もそのコミュニティーの
一部を覗かせてもらっているって
控えめな感覚って必要ですよね。
街の居酒屋はBarじゃない、料理も
頼む場所って事前に調べておけば
店主に煙たい顔はされなかったはず。
1個1ドルもしないタコス屋台に
外国語オンリーしかも集団で押しかけ
少ない椅子を占領し
タコス1個、コーラ1本だけで1時間
粘られたら
そりゃ店も嫌がるってもんです。