今更公演後記ー自分の事編ー | 佐野みかげ ★ Girly life

今更公演後記ー自分の事編ー

BMCの公演が終了して早10日。
でも、もう物凄く前の事みたいな気もします。
10日ってちょっと前だけど、少なくとも1ヶ月前みたいな気持ち。

今回はカンパニー全体がそうだったんだけど、普段私、公演中すごく写真撮る人なんで(うちの劇団ではあまり歓迎されてないケドあせる)公演終わった後にね、あれこれ振り返ろうと思うんですよね。寧ろその為に写真撮ってるのにね。
いつも精神的にも物理的にも振り返れないまま、次が始まっちゃうんですよ。

あとね、絵日記は「朝起きて、顔洗って・・・」から書きたい人なんで、
今回なんか主催との馴れ初めからblog書きたい勢いなんですが、流石にそんな時間がなくて・・・。
時間ある時に寝込んじゃったとかもあるんですけど、もうGWも終わりですしね。
なので、今日はとりあえず「自分の事」中心に書こうと思います。
まとめるので、話は長いよ!ご注意をw




主催との縁により、私にしては珍しく、本も読まずに引き受けたこの公演。
おまけに役も決まってない(私は客演する場合、通常は先に本を読ませてもらい、どの役をやらせたいか聞いてからオファーを受ける様にしています)。
最初の1週間で役を決めるというので、正直1日に5つ位のスケジュールが
同時進行してて、睡眠時間もままならないタイミングであったが、1時間でも行ければ稽古に行くと言う、私なりの根性見せて(笑)決まったこの役であった。
が、本もよくわからなければ、自分の役もさっぱり掴めなかった。

わからないままに、挑んだパンフレット撮影。
衣装はスーツと聞いてパンツスーツ持参したのに、現場行ったら突然変更に。
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たぶん、ここから役作りが始まったんだなぁ。この衣装から。

ええと全体図はこんな感じ。
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最初、演出に「毒々しく!もっと毒々しく!!」と言われ続けたので、白雪姫の継母orヘンゼルとグレーテルの魔法使いのおばあさん、みたいな毒々しさで演ってたのだけれど、稽古も終盤(たぶん残り3日位)になって「もっと可愛らしさを見せてもいいと思うんだよね」と突然言われ、ひっくり返る。えええ???それ、役作りが根本からひっくり返るんですけど???
って思ったし、演出にも伝えたけど、悩んだ挙げ句にとりあえずチャレンジする事にした。

今回、結果得意な事で勝負したけれど、そこに行くまでに随分チャレンジした。
自分の劇団で禁忌とされてる事や、自分が封印して来た癖を「もっとやって」と言われて、正直随分戸惑った。
劇団では映像の稽古を、WSではガチガチのストレートプレイをやっている同時進行で、ひたすら「大きな芝居」を求められるというのは、自分の中でかなり難しかった。
元々引き出しにある物を出したり仕舞ったり出来ない方なので、出したら出しっ放し。仕舞ったら仕舞いっぱなし!みたいな私に、大きな芝居と細やかな芝居を同時にやるという、すげぇチャンスを頂いてしまったのだ・・・ショック!ひぃい。
「納得しなければ一寸だって前に進めません佐野みかげ」的には、「良くわからないけど兎に角言われた事をやる」というチャレンジを頑張ったと、私は褒めてあげたい(笑)

ちなみにさっきの写真の全体図はこれ。

これは、最終的にゲネが出来なかった私達の場当たりを、別チームの仲間が撮ってくれた物なのだけど、この写真が1番気に入ってる。
たまたまなのかわかりませんが、ここはもっと「魔法使いのおばあさん顔」
じゃなきゃいけないシーンなのに、えらい爽やかに微笑んでてアホか!って感じですが、写真的にはかなり気に入ってます(矛盾してるね。女子は可愛い自分のが好きやねん。すいませんw)

今回、うちの劇団員の奈々ちゃんの表現を借りると「禍々(まがまが。まがまがしいって意味ね)担当」と思ってたんですが。ええ。「美しき禍々担当」として
張り切ってたんですが、どっちかというと「笑われ担当」的になってました。舞台開いてみたら(苦笑)

このシーンで失礼なアドリブ入れられるんですけど、残念ながら9割打率で
ウケてましたw




本編とはまるで関係ないプロレスシーン、ドレスで、二人とも13cmヒールでやるのは中々大変でした。しかし私、良い顔してんな(爆!)
プロレス技、かけてもかけられても、顔が負けてるっていう・・・・
(最終的に私が負けるんですけど)


ここも、毎回舞台上で全員で写メ撮るんですけど、
なんか私だけ入ってないというねしょぼん
決めセリフ言ってるのに、みんなに無視されるという、悲しいシーンでありました(笑)

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(この写真だけ公式写真です。うちの舞台写真も撮って下さっている
SKYさん撮影です)
これは、うちの作家のデビさんが歌舞伎漫画でも描いてた、海老反り。
私的には福助さんリスペクトの(笑)ポーズです。
これもねぇ、つまらないことなんだけど、些細な段取りが大変で、ダンサーさんが助言してくれたりして、ようやっと舞台にあげられたんですよ。
なんか、自分のやりたい事一つカタチにするにも、みんなと足並みを揃える事がどれだけ大事なのかと思い知らされた場面の一つでありました。




今回、私、神様役だったんですけど、神様チーム全体の写真。
派手やかで賑やかでキャラクターが溢れてました。
最初、困惑した衣装も、結果良かったな。評判も良かった。

弁天様。
私の今回のお役どころ。弁財天さま。http://dic.pixiv.net/a/%E5%BC%81%E8%B2%A1%E5%A4%A9
っても当日パンフにも書いてないので、私が弁天様という事は、なぜかお客様も知らない裏情報である。

琵琶をヴァイオリンに持ち替えて、アテクシ。
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あ、これも公式写真だったあせるSKYさん撮影。
これちょっと、禍々しい顔してますな(笑)
てか、神懸かり的に角度が一緒や!天才やなアタシ!!
(いや、SKYさんがか?笑)

弁天様は芸術の神様であると同時に、嫉妬深いお方らしいので(井の頭公園のボートに乗って、弁天様の所に行くとカップルが別れるって有名な話ですよねw)、この音楽で男女の心を惑わせて、別れさせるというシーンざんす。

役名はヴァティー(名前の由来は知らない)。
ヴァっちゃんは、金ピカ好きな金持ちお嬢になりました。

見てこれ。お客様には絶対見えないこだわり。笑。



神様学校の同級生。永遠のライバル。吉祥天女クミー。クミーは美と愛の神様。
実は奥手なヴァティーは華のあるクミーにいつも嫉妬しています
(勝手に裏設定w)

でも私達の関係が育って行くには、Wキャストのもう片方のチームの
「クミー&ヴァティー」の存在が大きかった事は否めません。

こちらは左がクミーで右がヴァティー。
我々とは逆の役割担当で創って来た感じ。
ピンクの髪のりっちゃんヴァティーは、私と違ってすげぇ可愛いい、
ぶりぶりブリッコでした。
初めて見たときビックリしたもんなぁ。
自分が「白雪姫の継母、毒リンゴ」で演ってる役をさ、ロリータのブリッコで
創って来るとは想像もしないじゃない?笑

そしてもう一人、私には秘書という重要な相手役がおるのだが、
それ書き出すともう膨大になっちゃうので、今日はここまで。
長文読んで下さった方、有難う。お疲れ様でした。

チェキ娘。
このチェキはお守り。楽屋の鏡前から、今は自宅の洗面所へ。
これを見て「愛と美を忘れずに」生きて行くのだ!