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いつの間にか、2021年も早や3ヶ月が過ぎようとしており、テレビ番組の「アイドル系ドラマ」がひと通り登場した。







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ここで私が「アイドル系ドラマ」と称しているドラマの定義は、たとえば (1) 永野芽郁主演「親バカ青春白書」や、 (2) 小芝風花主演「君と世界が終わる日に」や、ちょっと前なら (3) 本田翼主演「ゆうべはお楽しみでしたね」のような、超一流女優の卵である若手女優が主に深夜ドラマで主演を務めるドラマのことである。そのようなドラマには、後の名女優を見つける楽しみがあり、私は好きである。「アイドル」のドラマだと言ってバカにしたものではない。吉永小百合も八千草薫も松坂慶子も、あの薬師丸ひろ子だって、初めはそういうアイドルもどきのドラマからスタートしている。



2021年に年が改まり、各テレビ放送局の深夜ドラマが出揃った。しかし、今年正月からのドラマは物足りない。上に挙げた3つのドラマ以外に次のようなアイドルドラマがスタートしている。(4) 上白石萌音主演「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」、 池脇千鶴主演「その女、ジルバ」、(5) 浜辺美波「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」など。しかし、ワタクシ的にはどのドラマも面白くなく、不作であった。それならなぜ期待して「アイドル系深夜ドラマ」をチェックするのか。それはひとえに可愛くて初々しい娘が一生懸命に主役を演じることが期待されるからである。



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で、ここからが本題なのだが、ワタクシ永野芽衣の目が好きである。ちょっと奥二重で黒目が大きく、いつでも潤んだような瞳で見つめられると、舞い上がってしまう (に違いない、たぶん。よー、知らんけど ← お前は関西人か? ← はい、奈良出身です♪)。永野芽衣のちょっと団子っぽい鼻はどうでも良いし、ポテッとした石原さとみっぽい唇は魅力的だと思う。ほお骨が少し高い大陸系の本田翼っぽい顔立ちもまあまあ好きだし、髪型は黒髪ならばそれで良いというストライクゾーンが広いワタクシだが、中でも特に奥二重が好きである。「なぜ?」と言えば、二十歳の頃つき合っていたサーシャがそういう顔立ちだったからである。そう、男というのはバカなもので、いつまでも終わった恋愛を引きずっている。今でもサーシャのことを思い出してため息をついている。サーシャは永野芽衣と違って、石原さとみっぽい唇だったし (← やったね♪)、本田翼っぽい頬骨の形だったけど髪の毛は黒かったし (← やったやったやった♪)、トラウデン直美っぽい鼻の形が可愛かった (← ハーフじゃないんだけどね♪)。それにしても本田翼の茶髪は好きくないなぁ、おにいさんとしてはw



ここで日本女性の顔立ちについてのワタクシの考察を披露したい。生物進化論的に日本人はまず中国大陸から台湾に行き、その後、沖縄諸島に渡った南方系が日本に上陸した。そう、何万年も前の石器・鉄器・縄文土器の時代には中国大陸と台湾島は地続きだったし、台湾からは木彫り舟で宮古島などに漕ぎ出すことは可能だった。その後、中国・東南アジア・マレー系の顔立ち、つまり二重まぶた、丸顔、団子鼻のいわゆる南方系の人種が東北・北海道まで行き渡った。それから何千年かして中国大陸や朝鮮半島を通って、目の吊り上がった一重まぶた、小鼻、細面 (委細面談ぢゃないよw) のモンゴロイドのいわゆる大陸系の人種が弥生時代に農業を携えて日本を席巻した。ずっと後の時代には、中国大陸から遣隋使・遣唐使として直接日本にやって来る女性がいた。彼女らは元はシルクロードを通ってイラン・アルメニア・アラブ・トルコ・イタリア・ポルトガル (← シルクロードの西の果て。逆に東の果てが日本) に故郷をもち、多くは瞳の色が黒か茶色だったが、たまに赤い瞳だったり、青だったりした。中国では彼女らのことを色目 (しきもく) 人と呼んでいた。色目を使うんじゃないよw

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まれに、
「この娘、ハーフ? 違うとしても顔立ちが整った白人みたい」
という女性がいる。日本人の顔とはそういうものである。だから、我が愛しのサーシャみたく、目は大陸系、唇は南方系、顔立ちはアルメニアという女性が日本に存在する。フラれたサーシャにまだ未練があるわけではないのだが、彼女の顔が私の基準になっているw







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そういうわけで、永野芽衣の目が好きだし、石原さとみの唇が好きだし、ばっさーの黒髪と黒ブチめがねが好きだし、鼻を含めて全体的にトラちゃんの顔立ちが好きである。





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上に、まず南方系 (縄文人) が日本を席巻し、そのあとで大陸系 (弥生人) が戦いに勝ち、最後に色目人 (西洋人) が日本に入って来たと書いたが、間違っていけないのは、それぞれの種が日本のどこまで進んだのかという部分である。南方系は日本の九州におり、大陸系は東北に分布するというのは違う。正しくは南方系が全日本を占領した後、大陸系が全日本に混じって行ったのである。だから、東北の人は目が吊り上がっているということは「ない」し、九州の人には毛の濃い人ばかりがいるということも「ない」。



こういう生物種の進化は人類の進化も同じである。類人猿からホモサピエンスへの進化の説明に使われる四足歩行から二足歩行に至る絵があるが、あれは間違いである。アフリカを400万年前に出たアウストラロピテクスが100万年前に北京原人になり、やがて20万年前にジャワ原人になり、10万年前のネアンデルタール人が現在のホモサピエンスになったわけでは「ない」。



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正しくは、アウストラロピテクスなどの共通の祖先が700万年前にアフリカを出て絶滅し、その後、別の人種が再度アフリカを出て北京までに来て絶滅し、その人種が絶滅した後で別の種がインドネシアのジャワで命尽きた。ヨーロッパに広がったネアンデルタール人はホモサピエンスとは別の種であり、両者には交流があったが、大柄で屈強なネアンデルタール人は家族などの比較的小さい集団で利己的に暮らしていたために滅び、結局、我々のように小柄で華奢で弱々しいホモサピエンスだけが100人以上の集団生活で暮らしていたために互いに助け合い、現在の地球を支配することになった。

各人類は10~100万年の「種の寿命」を持っている。進化の原理は自然淘汰と適者生存であるが、進化することなく自然の変化についていけない種は滅ぶ。適している種は残る。そういうことで、これまで多くの人類が発生しては消えて行った。その数、20以上! ネアンデルタール人が全滅し、ホモサピエンスがなぜこんなに繁栄しているか。それはネアンデルタール人が少人数で暮らしていたために気候変動などの自然の変化について行けず、一方のホモサピエンスは多人数で暮らしていたために環境変化に何とか対応できたからである。それでもひとつの「種の寿命」は長いもので100万年、短いものだと10万年しか持たない。ホモサピエンスが発生してそろそろ10万年。ホモサピエンスはもはや絶滅の時かも知れない。



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あるいは、ホモサピエンスが生物種として少数だけ残ったとしても、人類の文明は滅びるかも知れない。ちょうど、ギリシャ・ローマ文明が栄えた後、それらの文明が滅び、ヨーロッパは暗黒時代に入ったように。暗黒時代を生きた昔の人々は、どうやって「昔」のローマ人がすべての道がローマに続くように作ったのか分からないし、巨大なコロッセオがどうやって作られたか知らない。ただ暗黒時代の人々にとって「昔」の人は偉大だったということである。彼らはコロッセオを維持する文明を持たず、できることと言えば、コロッセオに使われている石のブロックを自宅に持ち帰って家の修理の材料にすることくらいだった。← 泥棒だねw



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暗黒時代に入る直前、ローマ人が虐げた周辺人種の反乱をきっかけとしてローマ文明は滅んだ。そこにはローマ人という上級の市民とバルバロイ (バーバリアン) という下級の被差別民がおり、その格差が文明を滅ぼしたと言われている。その後、十字軍の遠征でギリシャ・ローマの叡智がアラブに受け継がれてまだ残っていることを知り、回り回ってメソポタミア・エジプト・ギリシャ・ローマ文明がヨーロッパに逆輸入された。その文明の種からルネッサンスが起こり、ヨーロッパは暗黒時代という文明の絶滅一歩前の時代から何とか脱した。



新型コロナで苦しんでいる人、苦しんでいない人、いろいろいるが、このままの格差社会を続けていると今にホモサピエンスという種、あるいはホモサピエンスの文明は滅亡するだろう。ホモサピエンスの絶滅まであと100年かも知れないし、1万年かも知れない。長くて10万年というところだろう。そうやって滅ぶのが嫌なら、

ホモサピエンスは欧米的な自己中心的資本主義、新自由主義、利己主義でなく、他人に対して愛と思いやりのあるアジア的な文明を築かなければならない。自分や家族以外の他人のことを自分のことのように思いやり、助け合って暮らすのがホモサピエンスの性質だったはずである。ネアンデルタール人の遺伝子を色濃く引き継いだ個人主義の強いヨーロッパの文化だけがホモサピエンスのモットーではない。新型コロナウイルスがヨーロッパ人を滅亡させ、東アジアの人々を見逃してくれている、
「いわゆる『山中伸弥のファクターX』は感染症学的にネアンデルタール遺伝子の多さによる」
と、ドイツマックスプランク研究所の研究者(※)が明らかにしつつあるのである。







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【追記 2022/10/10】
(※)ドイツマックスプランク研究所の研究者 = スバンテ・ペーボ博士、2022年ノーベル医学生理学賞受賞






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ペーボ氏は人類の進化とゲノムに関するいくつかの画期的な研究において高い成果を上げ、古遺伝学という新しい学問分野の確立に貢献した。 ペーボ氏は、人類の祖先であるホモ・サピエンスと共存していた絶滅種ネアンデルタール人のDNA配列の解読に初めて成功し、後に全ゲノムの解読に成功した。



ペーボ氏の近著に、
ネアンデルタール人は私たちと交配した
がある。






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【追々記 2022/10/17】
週刊文春最新号より