昨日と今日、東京近郊に満員電車を乗り継いで出張して来ました。
はっきり言って疲れちゃいました…キモチが。



東京と近郊の通勤事情は殺人的です。
「立錐の余地がない」
と言いますが、錐(きり)が立つならまだマシ、人間はひん曲がった体勢で押し込められて運ばれることもしばしば…。

昨日の某JR駅では、先頭車両から最後尾まで、ホームの反対側まで電車待ちの人の列が伸び、鈴なりの人間が線路にこぼれそう。思わず、
「ここはインドかっ!」
とツッコミを入れてしまいました。



電車の中では身動きも取れず、電車の動きに合わせて、後ろから押されたり、前から圧迫されたり。

『後ろから前からどうぞ♡』
って、畑中葉子じゃないんだから…(爆)。\(-_-;)

確かに閨房以外で、大の大人が他人とこれほど接触することは、まずない。
しかも隣はむくつけきオトコだったりする…。



じゃあ、うら若き女性ならヨイのかと言うと、そうでもない。


昨日の事例。
満員電車で隣は身なりのきちんとしたOLさん(のようだった)。で、電車が揺れて、その人の方に思わず近づいたら、OLさんの口から、
「ちっ!」
あ~~、やだやだ。「ちっ」て言われちゃったよぉー。(ノ_・、)
はっきり言って、キブンわるい。

それで怒ったりにらんだりしたら、逆ギレされそうだったので、次の駅で隣の車両に避難しました。逆ギレされて、
「この人、痴漢でーす!」
とか言われたらえらいことになってしまう。ったくもう…。(`ヘ´)



かと言って、男ならダイジョブかと言うと、そうでもない。


今日の事例。
別の路線だったので、コミ具合はそこそこ。隣り合う人とは20cmくらいの隙間がある。しかも隣は20代と思われるキメてるあんちゃん。今日は大丈夫だと思ってたら、電車が揺れて距離が10cm以下になると、ヒジで押し返してくる。
「てめぇ、これ以上近寄るなよなっ。`o´」
の意味です。

これだけで十分キブンわるいのに、人に押されてあんちゃんに接触したら、そのあんちゃん、僕の足を手のひらで

「バシッ」
と、はたきました。
あ~~、シンジラレナイ~!●`з´●#

これだから満員電車はキライです。サングラスして、コワモテガテン系のフリをしないといろんな目に遭います。



満員電車では、みなココロを病んでるってことかな。「ちっ」のおねえさんも、「バシッ」のあんちゃんも、もしかするとふだんは礼節の人かも知れない。

「みんな、満員電車が悪いんやぁー!

  悪いんやぁ、
悪いんやぁ、やぁ、やぁ、やぁ、やぁ…



電車(特に込み合った電車)の中で、乗客がふだんと違う心理・行動パターンを示すことは、心理学的に明らかにされているらしい。

先日の某科学番組によると、(込み合った)電車の中では、
1.基本は沈黙である(知り合いと話をしてもヒソヒソ)。
2.ケータイでの通話が非常に腹立たしく感じる。
3.お年寄りや体の不自由な方がいても席を代わる気にならない。
4.空き缶が転がっていても拾うことはない。
など、なぜ?と改めて考えると不思議なことが多いです。これらすべてがひとつの心理から説明できる。

番組によると、

 ×満員電車
= 人間の存在が不快
→ 少しでも快適・平和に過ごすには、人間が存在しなければ良い
→ それにはまず自分が消えること。電車の中で自分は存在しないものとする
 (気配を消す)
→ 自分は存在しないのだから、席を代わったり(3)、空き缶を拾う(4)
  自分はいない
→ せっかく自分や周りの人が気配を消す努力をしてるのに、ケータイ(2)や
  会話(1)を始める人間がいたら、それは裏切り者・場を乱す者である

なーるほどー。



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