毎日毎日この国の将来はないような話ばかりがメディアをにぎあわせせます。
地震・津波などの天災があり、経済はめちゃくちゃで、政治家はどうしようもなく、原発事故や震災復興を始めとした行政組織は信頼できない。そのほかにも将来を悲観するようなことばかりです。
本当にそうなのでしょうか?
世界中を見回してこんなに安心して住める国はないと私は思います。
人の気持ちも優しく親切で決まりを守り他の人のためにも思いやりを持って生きている人が沢山います。
人が生きていくということはリスクを持って生きるということです。
日本でなくてもどこにいても生命に関わるようなリスクは必ずあります。
政治や経済であればなお不安定であったりおかしなことがおきています。
そろそろ未来のビジョンと夢を語り今の現状を正しく認識して必要以上の悲観論ではない話が必要ではないでしょうか?
あれが欲しい、これが心配だ、こいつが悪い、俺は悪くないばかりではいつまで経ってもなにも良くなりません。
目先の話で損する得するではなく、天が落ちてくる話ばかりをするのでもなく今生きているときを元に喜びを感じられる生き方をしませんか?
1990年以降悪い話ばかりがメディアの話題の主流になり第二次大戦後に作られた日本の国のすばらしいところをどんどん壊してきました。当然、時が経てば壊さなくてはならないものや修繕しなくてはならないものもあります。
しかし、この20年間に起きた事は壊さなくてはならないものと壊してはならないものの内容が逆転しているのではないでしょうか?
行政組織で言えば民営化という言葉で国の資産を一部の利権者に譲り渡し通信情報産業などなにも生産しない産業が大きな利益を上げ働かずに儲ける産業を生み出し、従来のものをつくり身体を動かし働く人の価値を貶めただけではないでしょうか?
社会の効率化は大切ですが金儲けのための効率化でそこに住む人、生きる人のことはどうなったのでしょう。
原発や地震・津波などの危険を大声で叫ぶ声が大げさに取り上げられます。
かつての原爆の実験などのときのリスクとどのくらい違うのでしょう。
はるかに今のほうが危険は少ないと思います。
原発を利用しないで自然エネルギーに転換するという名の下にソフトバンクの孫さんを始めとした人たちに、どのくらいのお金をこの国の人は払わなくてはならないのでしょう。
電力などは一度国有化して財政の健全化に利益を使えばいいのではないでしょうか?
国でやるとどうして赤字になることになるのかその理屈もわかりません。
郵貯を始めとした事業も民営化するのではなく財政赤字の補填に利用すれば良いのではないでしょうか?
世界中が金融破たんや財政破綻におびえています。
日本の膨大な国債を償還するために一部の事業を国有化してもどこも文句は言わないと思います。
ちょっと話がそれましたがこの国は世界中から見てもはるかにいい状態です。
いつ起こるかわからないことばかりを騒ぎ立てこの国の現状を変に認識してバランスの悪いことばかりが行われています。
社会保障にしても厚生労働省や旧社会保険庁の人間や組織のあり方がおかしかったから年金や超高齢化社会などの問題が起きてきたといっても過言ではないと私は思っています。
人口比率が変って来るのですからそのための予算措置や対処法などは30年前からわかっていたはずです。
いつも目の前の話を不自然に騒ぎ立て声の大きく国や自分が良くない状態であることが好きな国民性だといつまでも言っていては本当に将来の子供たちは悲惨なことになってしまうでしょう。
もうそろそろマイナスの話ばかりでなく前を見て積み上げる話をしましょう。