夏休み、石巻を訪ねてきました。
青い夏の空が広がっていて、空を見ていると、目の前の現実がウソのようでした。
被災した門脇小学校。
震災当時に学校にいたのは、小３以上の子どもたちだったそうですが、
幸い、全員無事に学校裏手の高台に避難できたのだそうです。
ガッツだぜ！門小っ子！！
被災地のモニュメント。
この周辺は、カーナビで見ると明らかに住宅地だった場所です。
たしかに、ナビを見ながら移動すると、住宅街にはりめぐらされた細い道路が取り残されていました。
現在は、津波の勢いに耐えた家がポツポツと残っているだけで、だだっ広い空き地のようになっていました。
モニュメントになっている場所は、水道やさんだったそうです。
上物はなくなってしまいましたが、床はそのままに残っていました。
写真上の方の青い部分に、津波の高さ６．９メートルと書いてあります。
（女川はこの倍の高さだったそうです。）
上の画像をとっていたら、近くの焼きそばの屋台のおじさんが話しかけてくれました。
石巻やきそば「味平」の尾形さんです。
最愛の奥様が津波の被害にあい、現在も行方不明のままなのだそうです。
津波で流された自宅兼お店からは何も見つからなかったけれど、
唯一奇跡のように、奥様愛用のヘラ２本だけが発見されたのだとか。
被災された元のお店です。↓
「お店を再開して欲しい、という奥様のメッセージだと思った」
そこで、ご当地グルメのお祭り「B-1グランプリ」に出場。
「入賞したら借金をしてでも店を再開する！」
という決意で臨んだところ、見事６位入賞。
このB-1グランプリの様子は、gingerもたまたまTVで見てうるうるしていたので、
ご本人ということでびっくり！！
「（奥様と）約束しちゃったからな」
と、借金をしてキッチンカーを購入し、７月にお店を再開したばかりだそうです。
新しいお店↓
gingerも焼きそばをいただきました。
さすがB-1グランプリ入賞。
おいしかったです！！！
石巻に行ったらぜひ食べてみてね。
尾形さんのブログはこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/ajiheio
こうやって焼きそばを焼き続け、メディアの力も借り、復興の旗印になって、
石巻のことを全国に発信し続けていくことが、ご自身の使命、
と考えていらっしゃるようでした。
つらい経験を見ず知らずのgingerにお話して下さったのも、
全国の人に生々しい体験を知って欲しい、
まだまだ震災は終わっちゃいないということを、
生きた言葉で伝えていきたい。
そういう思いからなのだと思います。
（ということで、ここでシェアさせていただきました。）
なんて強い方なんだろう。
奥様、きっと見守ってくれてますよね。
尾形さんはこんな話もされていました。
ボランティアの人が来てさ、ここをひまわり畑にするって言って種をまいていくんだよ。
北海道のラベンダー畑みたいにしようってさ。
そりゃボランティアはありがたいことなんだけどさ、
俺たちはまだそれどころじゃないんだよ。
震災から１年半がたち、被災地でさえ、被害の少なかった場所は日常を取り戻しているかのように見えます。
仙台も街中は輝きを取り戻していました。
首都圏に住んでいるとなおさらで、当時の記憶は薄れそうになるけれど、
まだまだ震災は終わっていない。
あらためてそう思い、
首都圏に住む私たちにできること考えさせらました。
とりあえずすぐできることは、
被災地のモノを買うことだよね！！
ということで、石巻復興マルシェ へGO！！
とぉーーーーーっ！！！
仮面ライダーさんと、人造人間キカイダーさんがいらっしゃいますよー。
記念撮影ちょーOK！！
石巻から帰ってきてからは、宮城県産のモノについつい目がいくgingerであります。
買うぞ、買うぞ、買うぞー。
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