こんばんは、gigaです。

寒さが一向に収まらない日々ですね


さて、土曜日の午後、無事に大阪へ着き入院しました。

着いて早々、造影剤CTやレントゲン、心電図と一通り検査をして、担当の先生の診察が始まるのを待ちました。



とても忙しい日だったらしく  呼ばれたのは夕方近く。




そして 前回の動脈塞栓術から1カ月すぎた僕の体を写真で見ました。



結果は増大、悪化。

肝臓の中で腫瘍が悪い顔をしてました。



続いて  リンパ節も増大、悪化。

すでに腎臓の近くまで広がっている物も。


そして肺。


これも増大、悪化。

前回、山口で診てもらった呼吸苦は どうやら肺の腫瘍のせいらしいです。



ドクターの見解の違いもあるのでしょうが、致し方ないところ。




どうやら、前回の動脈塞栓術をした肝臓には、ほとんど効いてなかった事になります。


そして肝臓以外の放置してあった腫瘍は、時間と共に大きくなったと考えられるとの事。


写真で見る限りは 身体の中で悪魔が笑うかのような痛ましさでした。


先生から質問ありますか?の問いかけに 素直に尋ねました。






僕の体は動けたとして、年内くらいですか?





答えはYesでした。





もう一つは治療の選択がまだ、あるかって言う事。




これもYesでした。


現段階での血液検査では今回も治療出来るとの事なので薬品を変えてやってみるとなり、予定通り月曜日はオペするとのこと。






診察を終えてハイパーサミアの治療のため移動し、何も考えられないまま時間は過ぎたと思います。



治療が終わり、シャワー室へ。





シャワーの蛇口を開き、それを全開にして 僕は泣きました。




声を押し殺して。




言いようの無い絶望感と空虚な気持ちが押し寄せてきて。



遂に来るのか、動けなくなる時が。



遥か遠くに見ていた、死という現実。




やがて 我に帰り、あふれる涙を堪えて病室へ戻りました。




この現実を奥さんに知らせなければならない。

隠し通せるものではないし、彼女は看護師でもある。

正直に伝えなくてはならない。


悲しい現実。




Lineで自宅に居る奥さんに連絡を取ると 返事はすぐあった。



そして全てを伝えた。



彼女は 一言      了解とだけ答えた。



そのあと     明日行くねと。



本当なら、彼女が大阪へ来る予定は 月曜日だった。

日曜日は夜勤明け、彼女は寝ないで山口から来る事になる。



僕の伝え方がぶっきらぼうだから、心配をかけたのかもしれない。




いつも心配ばかりかけている。



何もできない自分が情けなく、また泣いた。




本当は電話しようと思ったけど電話だと 奥さんの声を聞いたら泣いてしまうだろうと思ってLineにしたのだけど、結局は同じ。





今まで気持ちが折れないようにずっと 頑張って来たつもり。



でも初めて折れた。



ここから どうすればいいの  まだわからないけど、自分の足で踏み出せる勇気を探そうと思います。




ぢゃまた。




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