常に一歩一歩~華翔放弾 小笠原道大~
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以前、このブログでも何度か取り上げさせて貰いましたが、
このホームランは未だに忘れられません。



小笠原選手の強さ、優しさ、そして逞しさ。
この日、急逝した友に捧げる一発でした。涙雨にも負けません。
先日の名古屋遠征。
試合前に、小笠原ファンの方々とプチ交流会を開いたんですが、
その際に話題に挙がったシーンです。



2012年CS第4戦。
初戦からいきなり3連敗を喫し、もう後が無い巨人だったんですが、
代打の時の「オガサワラ」コールはとんでもないものでした。





結果はファーストライナーでしたけど、この時の大歓声は今でも耳に残ってます。
僕も東京ドームで色んなシーンを体験させて貰いましたが、
未だにこれを上回るものは無いです。

殆ど活躍出来なかった2012年。
もう「過去の人」扱いなんだろうな・・・と勝手に思っていたんですが、
耳を劈く(つんざく)とはこういうことを言うんですね。
結果よりも、そちらの方に感動してしまいました。
2年間全く更新してなかったのに、
アップロードした途端、pvが一気に増えました。本当に有難うございます。
一夜限りのつもりだったんですが、折角なので、少し載せます。



最寄り駅の「ナゴヤドーム前矢田」からドームへ向かう通路に、
中日の全選手・全首脳陣がポスターみたいな形で貼られています。実際見るとかなり大きいです。
「選挙ポスター」などと勝手に呼んでますw





日本ハム時代、巨人時代はあまり無かった『五番ファースト』でのスタメン。
原監督時代のWBCではこの打順でしたね。



普通のコンデジで望遠も何も無いので、これが精一杯です。
中日の選手をこんなに撮ったのは勿論初めてですw



全てをやり切った表情。
一昨年、巨人でリーグ優勝を決めた時にも、こんな表情していました。



両軍ナインからの胴上げ。
今考えると、歴史的な瞬間でした。

親会社は犬猿の仲。オープン戦が殆ど組まれないのは割と有名な話。
かつて西本聖投手と中尾孝義捕手の交換トレードを巡る際には、
中日新聞の重役からは大反対の声が多かったと聞きます。
「読売と取引など以ての外だ」と。

しかし、そういった大人の事情を超越した所に存在するのが小笠原選手。
いみじくも御本人の言葉の通り、こういうことをやって貰える選手は限られています。



男の色気をも感じさせる御辞儀。
静かに、グラウンドを去りました。

***

私事ですが、生観戦時の小笠原選手通算成績です。
133試合 431打数 109安打 15本塁打 49打点 打率0.252

【日本ハム時代】
アテネ五輪予選、パ・リーグ公式戦、第1回WBC、アジアシリーズ

【巨人時代】
セ・リーグ公式戦、クライマックスシリーズ・セ、日本シリーズ、第2回WBC、プロアマ交流戦etc

ホントにたくさん見ました。
思い出も数え切れないぐらいあります。
また、追々書いていきます。
もうこのアカウントで書くつもりは無かったのですが、
ケジメとして、一夜限りの復活です。



最後の勇姿を見届けてきました。
フルスイングは変わってませんでしたね。一塁への全力疾走もいつも通りでした。
ガッツ小笠原氏が築いてきたプレースタイルがそのまま表れた一戦だったと思います。

当たり前のように聞いていた「三番ファースト小笠原」のコール。

でも、もうそれも終わってしまったんですね・・・。本当に。
正直、花束贈呈にはそれほどグッと来るものはありませんでした。
ある意味で"見慣れた光景"であり、一種、当たり前のセレモニーですからね。

しかし、選手交代と共に、電光掲示板から名前が消えた瞬間、
不覚にも取り乱してしまいました。終わるってこういうことなんですね。
頭で分かってても、それが理解出来るまでに時間が掛かってしまいました。
でも、これで本当に最後。

数々の思い出が頭を過ぎります。
どれほどの感動を貰ったか分かりません。

長い間、本当に有難うございました。

2015.9.22
MK