巨人からドラフト4位指名を受けた天理大の小山雄輝投手(21)が2日、奈良・天理市内の同校で益田、長谷川両スカウトから指名あいさつを受けた。最速149キロ右腕は、中日・浅尾と幼なじみであることを告白。「投げ合いたいです」と対決を熱望した。

 小学5年で野球を始めて以来、背中を追い続けてきた。「浅尾さんは小、中学校の先輩でよくキャッチボールをしてもらっていました」。ともに愛知・知多市出身。4歳差のため同じチームでプレーした経験はないが、姉・愛香さん(26)が同級生という縁で交流。現在も定期的に連絡を取っている。「売りは直球と2種類のフォーク」という投球スタイルや、長身で細身の体形も酷似。まさに「浅尾2世」と言える。

 関東の強豪大からの誘いもあったが、体育の教員免許を取るために天理大に進学。同大初のプロ野球選手となった。目標はもちろん浅尾だ。「長い間1軍で活躍したい。小さい頃は中日ファン。よく見ていたチームに投げるのは楽しみです」。知多半島が生んだ快速コンビは、プロの舞台でライバルとしてしのぎを削る。


 ◆小山 雄輝(こやま・ゆうき)
1988年12月5日、愛知県知多市生まれ。21歳。小学5年で野球を始め、八幡中まで軟式。大府高ではエースとして2年秋に県大会優勝、甲子園出場はなし。天理大では2年春に内野手になったが、3年から投手に再転向。公式戦の戦績は25登板で11勝9敗、防御率1・32。187センチ、77キロ。右投右打。家族は両親と姉2人。

(スポーツ報知)