再び釧路へ。 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 いよいよ、娘2号の長かった夏休みも残すところ後2日となった。


 昨日の事である。


「明日は休みだが、どうする??」と、娘達に聞いてみた。


「暇だ!!暇だ!!暇だ!!」途端に娘2号の暇だ攻撃が始まった。


「うーーん。最近の休みは北見ばかり走っているから、北見に遊びに行っても面白くないだろう。」


「うん。」


「仕方がないなぁーー。明日は久しぶりに釧路にでも走って、お昼はシャブシャブのバイキングでも食べるか??」


「やったーーー!!シャブシャブのバイキングだ!!」


 という事で、今日の休日は久しぶりに片道150kmぐらい離れている釧路でのドライブとなった。

 

もちろんオヤジはある裏ミッションを考えていた。

 


 朝8時頃に出発!!いつものようにB峠から釧路に向かう。

 B峠にてトイレタイム。そしてさらに釧路に向けて走り続ける。







 やはり夏ですねぇーー。フェラーリーかカウンタックのオープンカーが、オヤジ達の車を勢いよく追い越していく。

 


 そして釧路市に入る手前で、衝撃的なものを発見するオヤジである。

(答えは後で。)


 10時40分ごろに釧路に到着。娘2号の行きたいお店に到着。



そして、次に今回の裏ミッションである場所に向かう。



実は前に中標津の激安インプを見に行った時よりも少し前に、釧路で新しめの激安インプレッサを見つけたのである。そのインプレッサをもう一度、見たいと思ったのだ。

 






 比較的新しめのインプ。しかも34万円である。



こいつはすごく安い!!


 どうせ、ノーマルインプだと思ったら、後ろを見れば・・・・なんとWRXではないか!!


 セダンタイプではなく、ワゴン車だからだと思ったら・・・・・・・





実は裏があり、このお店のクレジットで買う事が条件なのであるが、最初の2年間で34万円をクレジットで支払い、払い終えた後の年からまた34万円+クレジットを変動で払うという事らしい。


 結局、総支払は34万円+34万円+諸経費が入り、83万円ぐらいになるという事であった。



 しかし、最初の2年間で34万円+諸経費しか払わなくて良いので、2年後のクレジツトも変動で支払うため結構お得ではないかと思ったが・・・・残念ながら、オートマであった。(こいつがマニュアルならかなり心揺れ動いたと思う。)


 ちなみに、店員さんからこの手のワゴン車に乗る人はほとんどオートマで、マニュアルが良いという人はほとんどいません。と言われてしまった。


 ここで、少しオヤジの探しているインプレッサとはどんな車かという事を話しておきたい。


 スバルはWRCなどの世界的なラリーで有名であるが、参戦当初はレガシーという車で参戦をしていたのだが、WRCに勝てる車という事で、レガシーをもとにもう少し車体が小さく、軽い車くてパワーのある車をと開発したのがこのインプレッサという車である。


 排気量2,000cc+ターボチャジャーで武装したその走りは、まさにロケット並みという事である。


 ちなみに、同じインプレッサという名前で、NA(ターボ無し)1.5Lの車も存在するが、その車は、拓海の86。いっきの85の様に形は似ていても非なるもの。で、もはや走りから外れた車と言って良いだろう。


 そして、そのインプレッサから更に戦闘力を上げた車をWRXと呼ばれるようになった。


(現在はインプレッサ⇒インプレッサWRX⇒WRXと新しい車はインプレッサの名前が消えている。)


 さらに、WRXの中でSTIの称号の付く車は、スバル本社でチューニングされている本物の戦闘マシーンなのだ。


 (丁度、日産で言うニスモやベンツのAMGと似ている関係らしい。)


※マニアの方、違っていたらすみません。オヤジ的はそう解釈していますので。

 

ちなみに、初代インプ



イニDの拓海の父親の文太が乗る車で有名で、ライトが細長い角目になっている。未だに人気はかなり高いらしい。


次に出てきたのが丸目インプ



ライトが丸くなっているのが特徴である。


この後に出てきたのが、涙目インプと呼ばれる、目に涙を浮かべているインプである。


このインプが先ほど紹介したインプのワゴンなのだ。



このライトは結構、評判が悪かったらしく、この後、鷹の目インプという、鋭い表情になったインプが登場するのである。




 話を先ほどに戻そう。


 セダンタイプのWRXはかなり事故率が高く、保険屋泣かせという事で、若い方が保険に入るときは、かなり高額になるのが泣き所で、特にWRXの中でもSTIはかなりの割合で保険が高くなるらしい。



 そして、その裏技として、このワゴンタイプのWRXは走りはセダンと同等、しかもワゴンなので、ファミリーカーとして認定されるので、保険金は激安となり、荷物も沢山詰めるので、セダンタイプのWRXよりも人気が無く価格も安くなり、速い、安い(車体価格。保険代)、荷物も沢山詰める。というスポーツカー界の吉野家の牛丼みたいな存在なのである。




この中古車屋さんを後にして、続いて娘達の希望の釧路で一番大きなイオンに行く。


 娘2号を勝手に一人で店を見させて、オヤジと娘1号は、当然ゲーセンのいつもの湾岸を行う。




 結構、本気を出したのに、娘に3回も負けてしまった。


 ちなみに、オヤジは前日にこの湾岸を行ったのだが、現在、このゲームは世界と対戦が出来るらしく、そのコースのトップクラスのやつらのオーストラリア勢から8戦中、3勝5敗と一応、世界を相手に速さ負けしていない程の実力をもっているのだ。


 ここで2時間ほど過ごして、いよいよ今回の最大のイベント。シャブシャブのバイキングへ向かう。




 ここは普段野菜不足のオヤジ家たちに、お肉と一緒に野菜も沢山食べれるので、大助かりなのである。

 

 1時間ばかしの食事を終え、娘達の行きたいところもほぼ終わったので、オヤジは最後に、インプレッサーが置いてある別な中古車屋さんに直行!!









おおっ!!鷹の目インプのWRX!!ちなみに値段は180万円。やはり人気があるから高いなぁーー。

(ところで、どうしてオヤジが欲しい車。車は高くなるんだ??不人気車が好きならもっと楽で良かったなぁーー。)



 なんと。この車は・・・・・オートマチック車であった。アンビリーバブル!!こんな一級の戦闘マシーンでオートマとは・・・・オヤジ的には信じられない!!





まあ、人それぞれの考えがありますので、それはそれで良いのかもしれない。


 あまりにもショツクが大きかったオヤジを見た係りの人は、あちらにもマニュアルのインプがあります。と、紹介してくれた。



 フロントグリグに少しだけ見えるSTIのエンブレム。




 しかも後ろのWRXやインプのエンブレムをすべて外しているから、後ろから追いかけてきた車を、簡単に置き去ることが出来る、結構、オヤジ好み仕様である。





かなりボロイがやはりSTI仕様の為に、値段は150万円!!もう高いのか安いのかもわからなくなる世界である。


(そう考えたら、ますます先ほど見たワゴン車の34万円は魅力的だなぁーー。)


と、そろそろ時間も押し迫ってきたので、ここで帰宅を始める。



 そして最後に、釧路に来る途中で見た衝撃的なものを発見した場所に行く事とする。



そこは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・とある、解体屋であった。



WRXのエンブレムの横に小さくつけられたエンブレム!!それは超一級戦闘マシーンの証であるSTI仕様である!!



 思わず解体屋に入るオヤジ。


「すいません。ここにある車はお売り頂けるのでしょうか??」


「えっ??にいちゃん。どの車が欲しいんだ??」


「あの青い車なんですが。」と、オヤジはインプを指差した。


「ああ。あのインプかい??良いよ。売ることは出来るけど、あの車は書類が無いから、部品取りしかできないよ。」


「やはりそうでしたか?ちなみに、もし部品どりとして、売って頂けるなら、御いくらでしょうか??」


「ああ。あれなら5万円だな。」そこの解体屋のオヤジは人のよさそうな顔でそう答えた。



 湾岸ミッドナイトのアキオがあの悪魔のZを解体屋で見つけたように、オヤジもまたこの悪魔のインプをこの解体屋で見つけてしまった。








 こうしてオヤジは激安インプを手に入れて、このインプを部品取りにして、2個一にして悪魔のインプを作ろうと・・・・・・


一瞬考えてたが、家がゴミ屋敷化する事を考えて、止めてしまったのだ。


 うーーん。今日はなかなか面白いインプばかりで、久しぶりに楽しかった1日であった。


(しかし・・・もし、このインプ、書類があれば間違いなくオヤジは手を出しただろうなぁーー。)

こうして車バカなオヤジは、オバカな妄想をまたもや繰り返すのであった。



チャン♪チャン♪


さあ、ようやく長かった夏休みも終わり、ようやくオヤジの自由になる時間も作れるから、次回はいよいよカタナに乗れるかなぁーーー????