伊豆磯でシイラを狙い始めて三年目、毎度お顔こそ拝めるものの未だ水揚げできていない。
釣れない灼熱の崖のぼりはいやだし、スズメバチと仲良くハイキングはできない。
遺書を書いてロープは握れないし、泳ぎは多摩川のみで十分だ。
という訳で優良磯へ。
予報以上に残るうねりに、こりゃヒラスズキだったか?と思ったのもつかの間、一投目からすさまじい好反応。
「あぁ、楽しいら、楽シイラ。」
四方八方から群がるシイラはどれも60センチ未満。
三匹も釣れば贅沢を言い始め、五匹も釣ればルアーやメソッドがさほど重要ではないことに気づく。
そんなラッキーDAY。
三浦某所の鯖イバルゲームに似た感覚を覚え、十匹も釣る頃には表情から喜びが消えた。
このまま行ったらいったい何ペンペンゲットできるのだろうか?
が、しかしである。
いきなり水面大爆発!!
6、70メートルくらい先だろうか?SBペンタゴンのジャークに飛び出したのはこの距離でも目視できる立派な♂のシイラ。
そこらに泳ぐシュモクザメと同等の人間サイズだ。
と次の瞬間ドラグが出るは、出るは。
あっという間に200メーターの先の下巻きがみえ始めたので、覚悟を決めて踏ん張ってみる。
ぎゅんぎゅん竿がしなり、たるんだ下っ腹に竿尻が食い込んでとても痛い。
と、シイラが空を舞う!
で、でけぇ、、、
興奮よりも恐怖感が上回るような展開は、先日のブラジル対日本のような感じか?
ネイマールのボレー同様、開始早々勝つことを想像出来ない戦いになってしまった。
巻いてはだされ、寄せてはビビリを繰り返すこと数回、
全身汗だくで、乳酸地獄。
戦い始めは満タンだったペットボトルも底を尽きた。
出来れば水揚げしたかったが、開始早々負け試合は決まっていたのかもしれない。
何か形にと、ラインブレイク後のセルフショット。
写真の時間から30分前後格闘していたことが判明。
その後、再びペンペンタイム突入なのだが、目先を変えた足元さらしキャストにゲスト登場。
長さより太さが目立ったイナワラ君だったがスカイパス丸呑み出血にYUZOの胃袋行き決定。
65センチほどで3.4キロ。
先ほどの負け試合が生きたのか、余裕の試合運びであった。
その後、何を投げてもペンペンしか釣れないようなきがしたので色々投げたが、基本的に何でもOKということがわかった。
若いってすばらしい。
で、復活である。
飯田商店!!
竿 TMSRS-110/ 11
リール ツインパワーSW5000XG
道糸 ハードコア×4 2号
ハリス 船ハリス 12号
ルアー リードセブンリップレス、SBペンタゴン、SBスカイパス、パンプキン130
ローデット130F、レンジバイブ100、K2F、湾ベイト、ドゥップラー、
音楽 ビョーク、パッションピット
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