「Homefront」( / / )はアメリカが北朝鮮に占領されてしまうというIFの未来を描いたFPSだ。開発を手がけるのはKaos Studios。今回,E3 2010のTHQブースでは,特設シアターにおいて,本作のトレイラー上映&デモプレイを見ることができた。その様子をお伝えしよう。  まずは,このE3のタイミングで公開されたムービーを2本掲載する。  Trailer - Backstoryは,シアターで見ることができたものと同じ内容だ。Trailer - Gameplayには,シアターでのプレイデモで使われていたのと同じステージの様子がダイジェストで収められている。  クローズドシアターでは,まずバックストーリーを紹介して解説加えつつ,次にゲームプレイのデモを見せるという流れで紹介が行われた。  まずバックストーリーでは,どのような過程を経て,ドラゴンクエスト10 RMT,アメリカが北朝鮮に占領されることに至ったかがダイジェストで語られる。ムービー序盤に描かれるのは,北朝鮮の指導者の死と,その後継者の台頭だ。Homefrontの世界では,その後継者が非常に若く,またカリスマに満ちあふれた人物として登場する。まず朝鮮半島を統一し,その後日本をも支配下に収めた北朝鮮は,次にアメリカへと進行していった……というのが本作の歴史設定なのだ。  ニュース映像や新聞の見出しなどのカットが繋がり,歴史が紡がれていくこのムービーは疾走感があり,妙な説得力と心に残る怖さがあった。もしかするとアメリカを祖国とする人よりも,日本人のほうがなお怖く感じるかもしれない。  ムービー上映のあとに行われたデモでは,まずゲームの冒頭部分であろうと思われるシーンが紹介された。  レジスタンスのセーフハウスのようなところで目覚めた主人公が辺りを見回すと,そこは一見すると普通のアメリカ家屋のよう。だが武装した人物がいる。子供達は床の寝袋の中で眠っている。庭では野菜が栽培されている。普通の場所で,普通でないことが起こっているのが,じわじわ伝わってくる演出だ。  とりあえず周りの様子を見るためにセーフハウス内を歩き回ると,こちらからインタラクトする前に,そこここにいるNPC達が話しかけてくる。彼らの行動は,高度なスクリプトで制御されているようだ。そのスクリプティングのすごさがよく分かったのが,次に紹介された戦闘を中心としたシーンだ。  どうやらレジスタンスの一員であるらしい主人公とその仲間は,戦略上の重要拠点らしいスーパーマーケットを,ドラゴンクエスト10 RMT,敵の手から奪い返そうとしている
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