『ガイア・ギア』 富野由悠季:著 ~アフランシの恥~ | 無能地帯

『ガイア・ギア』 富野由悠季:著 ~アフランシの恥~

『ガイア・ギア』 富野由悠季:著 ~アフランシの恥~


無能地帯-ガイア0000



 うい。
 元ガンダマーの私ですが、こちらの作品を長らくほったらかしにしていたので、少し前に全巻購入(ちなみにプレミアが付いています。最終巻は4000円以上)して、ちょっとずつ読んでおりますw


 この作品の名前をご存知ない方の為にご説明しますと、この作品はガンダムで有名な富野監督(以下、御大)が書かれた小説です。
 その主人公の名前は、「アフランシ・シャア」。どこかで聞いた事のある名前だと思いませんか?w
 そう! この主人公は、ガンダムの主要キャラであるシャアのクローンなのです!
 時代はかなり先の未来。宇宙暦0203年
『逆襲のシャア』0093年なので、シャアが行方不明になってから110年後の話となります。


 ちなみに、『ユニコーン』は、0096年『閃光のハサウェイ』は、0105年『F91』は、0123年『クロスボーンガンダム』は、0133年『Vガンダム』は、0153年なので、正史アニメ最後のVガンより更に57年後の世界という事になります。
 え? 『∀』はどうなのかって? アレはアレ自体が正史の黒歴史でしょw


 話を戻します。
 既にモビルスーツ(以下、MS)というモノは殆ど存在せず、人型兵器としては、“マン・マシーン”がそれに該当する世界。
 富野作品なのは間違いないのですが、何故かガンダムの正史には含まれず、黒歴史扱いされているのです。どうも権利の関係みたいです。大人の事情ってヤツでしょうかね?


 読む前に私が持っていた情報は、

 ①『逆襲のシャア』よりずっと先の未来のお話

 ②主人公がシャアのクローン

 ③MSみたいな人型兵器が出て来る。

 くらいでした。
 ですから、てっきりガンダムの外伝的な話で、過去の話……シャアやMSの事は匂わせる程度のものかと思っていましが……そんな事はなかったぜ!w

 全5巻なのですが、1巻から、「シャア・アズナブル」「ネオ・ジオン」「ジーク・ジオン」等の単語の嵐!
 これって外伝というより、まるっきりガンダム作品じゃないですか!w


 そんな『ガイア・ギア』。2巻を読んでいるうちに衝撃的なシーンが!
 サブタイトル「トイレの底」「マスターベーション」
 これでどんな話か解った人はニュータイプだと思いますw


 主人公のアフランシが敵に捕まり、発信機を胃に入れられたのですが、その排除方法がなんと!
「アフランシには可哀想だけど、下剤を使うわ」(本文まま)でした!
 更に、

「これも自分でやって下さい」

 と、浣腸を手渡されるアフランシ。
「浣腸……? 薬だけでは、いけないのか?」
「お気の毒ですが、急ぎます。今夜中には、発信器を出してもらわないといけません。二本使って下さい」(本文まま)
 このシーンには挿し絵(北爪さん!)があるのですが、その挿し絵というのが、“浣腸を手にして困った顔をしているアフランシ”なのです。
 挿し絵を初めて見た時、「……これって浣腸に見えるけどまさかなぁ……。何かのコントローラーだよな?」とセルフ脳内補完していたら、そのものずばり浣腸でした!


無能地帯-ガイア0001

これが問題の挿し絵だ!


 ……えっと、アフランシってシャアのクローンなんですよね?(^^;)


 下剤と浣腸を使い、悶絶するアフランシ。
 なんとかうんうんを出したアフランシですが、下痢腹のまま戦闘に突入!
 遂には戦闘の衝撃で、人型兵器のコクピットの中で



 脱糞!!(本当)



 しつこいようですが、シャアのクローンですよね?(^^;)

 冨野さんは、シャアのうんうんが漏れるシーンが書きたかった模様……。
 何考えているんだ御大は!


 そして衝撃は続く。
 サブタイトル「マスターベーション」
 嫌な予感が……。


 戦闘区域から去り、一息ついたアフランシ君。だが彼にはまだやる事が残っていた。
 そう! お漏らしの処理である!
 彼は下半身すっぽんぽんになると、ズボンは干し、パンツを捨てて、股間を綺麗に拭います。
 清潔になった事で、ほっと一安心になったアフランシ君。
 その時、信じられない事が!
 むき出しになった股間を見ているうちに、地球に置いて来た彼女の事を思い出し、切なくなった彼はあろう事か……



 コクピットの中で泣きながらオナニー開始!(本当)



 これには読んでいて絶句。
 サブタイトルを見て、嫌な予感していたが、そのまんまかよ!!
 アフランシはシャアの(以下略)。
 御大はよっぽどシャアに恥をかかせたかった模様です(^^;)。


 ~ ~ ~


 色んな意味で凄いガイア・ギア。
 とりあえず読むのを進めて行きたいと思いますw