『超時空要塞マクロス ─ リメンバー・ミー ─ 』(Family Soft)
『超時空要塞マクロス ─ リメンバー・ミー ─ 』(Family Soft)
はい! いま『マクロスF』が放映されてますね!
結構な人気だとか。勿論、私も観ております^^。私はどちらかというと、シェリル派ですかねw
さてさて、せっかくマクロスが放映しているので(もっとも、もう半分以上終わっちゃったけど (^^;))、マクロス・マニアとして、物凄くマニアックなお話をしようと思います。
その昔、PC9801、通称“98シリーズ”と呼ばれるパソコンがありました。
フロッピーディスクの時代です。
その頃、「Family Soft」という会社からマクロスのゲームが発売されました。
それが、『リメンバー・ミー』『スカルリーダー』『ラブ・ストーリーズ』の3部作です!
で、このゲーム、未開封のまま持っていたのですw
だって、買った直後に学校卒業して、やる機会がなかったんだもん……(しょんぼり)。
まあ、それはいいとして、内容はかなりシビアなシミュレーション・ゲームでした。
難しいけれど、かなり面白かったと記憶しています。
うん。それはまあ、どうでもよし。
ここからが本題。
このゲームには、当時まだ発表されていなかった設定が盛り込まれていたのです。
名前だけとか、形式番号だけ、とかのね。
そういう設定集がイラスト付きでありましたので、せっかくだからという事で、書こうと思いますw
多分、このソフトの内容書いてるの私だけだと思いますよw
今回はその1作目の『リメンバー・ミー』をご紹介致します。
※画像はクリックすると拡大します
生脚のミンメイが艶かしいパッケージとなってますねw ←どこを見ている
この作品は、キャラデザは 美樹本晴彦 さん。
メカは ぬえ と、原作と同じスタッフを起用しております。ですから、設定はなかなかクオリティ高いのですよ~!
ゲーム内容はともかく、同梱された中に、この様な設定集がありますので、そこからお話しますね^^。
まあ、この2枚だけでも解るように、劇場版をモロに下敷きにしているみたいですね。
<< ゲームオリジナル登場人物 >>
このゲームには勿論、原作と同じ主人公の輝や、ミンメイ、フォッカー少佐が出て来ますが、彼らが出るのは当たり前なので割愛します。
私の説明は、飽くまでゲームオリジナル部分のみなのですw
それではご紹介しましょう!
● 出智 圭(いずち けい)
ゲームの主人公です。
日本人みたいですね。
説明文の中に、“パイロットの”が2回続いているのはご愛嬌w
彼も輝みたいに、民間人からパイロットになったようですね。おまけに偶然バルキリーに乗って、敵と戦うと。
輝・シン・アルト以外にも、こういうシチュエーションがあったのですw
順番から言えば、シンやアルトより先ですがw
ブラウン大隊の名前は確かに原作の中にぽちぽちと出てましたね。
例えば、輝の授賞式の時とか。
● ジーナ・A・ペローナ
ゲームのヒロインです。
この子もただの民間人だったのがアイドルになったようですね。
ただ、説明文にも書いてありますが、ミンメイがあまりに有名になり過ぎてしまったので、目立つ事が出来なかったようですね (´;ω;`)。地味な子にされちゃったのね……。
ぶっちゃけて言うと、“負け犬”ですか……。 ←酷い!
● ディー・ヴァーミル
ふむ。
大隊ってのは、だいたい中尉以上が隊長を務めるはずだから、ブラウン大隊副隊長って事は、少尉くらいにはなっているって事かな?
TVアニメ版だと輝は軍曹から始まり、劇場版だと最初から少尉でしたね。パイロットは軍曹から始まるのかな?
説明文の雰囲気だと、スカーレット隊は大隊みたいだから、また昇進したのでしょうね。きっと並以上の腕はあったのでしょう。
● 伊集院 義一(いじゅういん ぎいち)
自衛隊からの参加かよw
統合戦争では日本も参加してたって事か。まあ、“統合”軍なんだから、戦争反対なんて言ってられなかったとは思いますが (^^;)。
“試作型”って、フェニックスの事かな? “バルキリーの前身”って言っているので、「VF-X1」とはまた別だと考えられます。
思いっきり後付け設定&勝手に補完だけど、そうだと面白いですねw
まあ、順当に考えれば、南アタリア島でのテストでフォッカーと知り合ったってところでしょうかね。
<< ゲームオリジナルメカニック >>
はい! それではお待ちどう様でしたw
メカをご紹介したいと思います^^。
● QF-3T ゴースト
これは正確には、ゲームオリジナルではありませんね。
ちょっとご説明。
「ゴースト」と聞くと、ちょっとかじった方なら、『マクロスプラス』を連想されると思いますが、ゴーストはそれ以前から存在しておりました。
あまり知られていないのですが、TVアニメ版の第1話に登場しているそうです。こんなの誰も知らないよw
ですが、設定だけで、そのデザインは不明だったのですが、このゲームの設定集の中に紛れておりました
この初代ゴーストの設定も後付けで変更されているようですね。
このゲームでは、「QF-3T」となっていますが、後に、「QF-3000E」と型式番号を改めております。む~。マクロスもころころ変わるからなぁ (^^;)。
この説明文によると、完全なAIではなくて、遠隔操作していたようですね。ふむふむ。
ちなみに、『マクロスゼロ』でブースターに使用したのは、「QF-2200D」だそうです。
● QF-9iE ゴーストⅡ(ファントム)
これはゲームオリジナルですね~。
ゴーストの性能を上げたタイプみたいですね。全然形が違いますがw
それでも操縦者が居るみたいですね。“無人”戦闘機ではありますが、完全自律型では無い様です。
ちなみに、『マクロスプラス』で出てきたゴーストは、「X-9 ゴーストバード」。
他のゲームに出てきたのが、「AIF-9B」。
『マクロスF』でルカ君が使うのが、「AIF-7S」だそうです。
● LDR04 マーベリック
うん。ゲームオリジナルのデストロイドですね。
火力は強そうだけど、打ったらもう直ぐにお荷物になっちゃいそう (^^;)。
実際の戦争とかで、ミサイル台はミサイル打った後どうしているのでしょうか? (^^;)
● VF-X4(※)
初出は、『フラッシュバック2012』の、次期主力戦闘機。
当時は型式番号“4”ってのは出ていましたが、ペットネームは曖昧でした。
フラッシュバック内では名前出てなかったし。
このゲームと同時期に、PCエンジンROM2から出た、『永遠のラブソング』では、「サイレーン」と名付けられてましたね。
その後、『マクロスⅡ』を無かった事にしようとする正規スタッフに、その名も消され、今は、「ライトニングⅢ」とされてます。
この絵ですが、ちょっと違和感がありました。
「VF-4」と、「VF-X4」じゃ、ちょっと形が違ったはずなんですけどねぇ……。
おっかしいなぁ……と思っていたので、別の本を引っ張り出してみましたw
ほら、違うでしょ?
おそらく、このゲームの資料の方が間違ってると思います。
正確には、「VF-4」ですね。
あと余談ですが、当初は、“非可変戦闘機”だったはずが、いつの間にか普通に変形する機体になっておりました (^^;)。
● SDP-1 スタンピード・オプション
はい!
これがゲームオリジナルのメカですね^^。
通称“スタンピード・バルキリー”。
機体というか、これはVF-1に装備するオプションですね。スーパーパックや、ストライクパックの様なファーストパックの1つと考えて良さそうです。
対艦用に特化した仕様の様ですね。
これを装備する為には、頭部センサーを専用の物にする必要があるみたいです。
『マクロスF』では、アーマードのまま変形が出来るようになっておりますが、そのご先祖みたいな物ですね^^。
● VF-X3 スター・クルセイダー(メドゥーサ)
はい!
これがマニアック中のマニアックの機体、「VF-X3」です!
この当時は、このゲームのみの設定だったので、貴重なデザインと言えるでしょう。
これは他に出て来ない機体ですね。正にこのゲームのみ。
近いところで、「VF-3000 クルセイダー」「VF-5000 スターミラージュ」があるようですが、そのどちらとも違うみたいですね。
戦闘力が「VF-1」の32倍ってどんだけなんだよ (^^;)。
ガウォーク形態は無しか。おまけにファイター時に、頭部がはみ出ていますよ (^^;)。
<< おまけ >>
『謎のマイクローン』 作:安永航一郎
これはホントにおまけで資料の後ろに載っていた漫画なのですが、おいおい、安永さんが描いているよw
内容はモロにパロディ。おまけにちょっと下品 (^^;)。 ←ちょっとどころじゃないかも……。
同人誌のノリで描いていらっしゃいますw 本人、楽しんで描いたんじゃないだろうか?
今回は設定のお話なので割愛しましたw 内容が気になる方がいらっしゃったらコメント下さいねw
~ ~ ~
さて、如何だったでしょうか?
かなりマニアックなお話だったと思います。
マクロスを知らない方には、何の話だか解らないかと…… (^^;)。
興味を持って読んで頂けたのなら幸いです^^。
次は、『スカルリーダー』の事を描きますね!
ではでは~。