■先週発売の新作動向
先週発売の新作タイトルで首位に輝いたのは、
2機種で約40万本を販売した「PS3&360:バイオハザード5」で、
販売シェアは約8割がPS3、約2割が360という結果になりました。
「龍が如く3」という大作の翌週発売という事で心配されましたが、
初日から数字を伸ばし40万本以上を販売する好調なスタートとなりました。
過去のシリーズをみても初動率は5割を超える事が多く、
しかも次世代機はさらに初動率が上がる傾向も見られ、
今後の伸びがどこまでいくかも見所となりそうです。
新作2位にランクインしたのは約8万本を販売した「DS:セブンスドラゴン」。
世界樹の迷宮の新納氏が関わっている事がかなり初動に影響したようで、
彼がいかにファンに愛され、またその期待に応えているかが伺えます。
新しい機能やデバイス、綺麗なグラフィックだけじゃない、
どこか懐かしい古き良きゲームもまだまだ捨てたものじゃないですね。
■相棒DS
新作3位には約3.7万本を販売した「DS:相棒DS」がランクイン。
あくまでも個人的にですが、売れる思っていなかったので、
予想以上に売れたという印象がかなりあります。
売れると予想した販売店も多くは無かったようで、
一部の販売店では品切れ状態となっているようです。
その下には約2.7万本を販売した「PS2:スーパーロボット大戦Z SD」、
約1.3万本を販売した「DS:テニスの王子様 ダブルスの王子様」など。
■先週の旧作の動向
準新作では「PS3:龍が如く3」が約5.5万本を上乗せし、
累計販売数は40万本を超えました。
2週目での落ち込み方が目に付きますが、
バイオハザード5が発売された事などが影響していると思われ、
今後の伸び、最終到達地点などは次回のデータで判断したいところ。
現段階でPS3歴代ランクがひとつあがり3位となり、
来週のデータでは2位は確実となりますので、
今後の伸びにも期待したいですね。
「PSP:真・三國無双 MULTI RAID」は約6.5万本を上乗せし、
累計販売数は約27万本となりました。
22万→6.5万と悪くない流れですし、PSPのロングセラー傾向をあわせると、
PSP歴代トップ10入りもありえる位置に来ているのではないでしょうか。
定番タイトルには相変わらず大きな変化は見られません。
個人的なピックアップもなし。
どこかの偉い人がゲーム業界は不況に左右されにくいと言ってましたが、
明らかに定番タイトルなんかは売れなくなっている気がします。
ゲーム業界というのはゲーム制作の話であって、
販売や流通の事は関係ないんでしょうね、きっと。
■ハードの販売動向
本体関連では新色が発売されたPSPが前週の1.5倍に微増。
PS3も前週からみると微増ですが、
前週が大幅増だったので引き続き好調と見れます。
今回のデータではPS系ハードが珍しく
5割を超える販売シェアを獲得しています。
DSiの買取がかなり増えてきているようですが、
中古DSiは大きな動きはしていません。
いまだに新品中古関係なくDSLiteをお求めになる方が多いですし。
DSLiteがまだまだ必要ですよ、任天堂さん。