年末年始は体調を崩し予想外に苦戦しました。
そんな中でも気になった事などをいくつか。
まずこの年末年始で思ったのは予想以上にWiiが活躍したという事。
これは業界全体の方達が認識されている事でしょうし、
WiiFitが手に入りにくいことやTVCMの投下量のすごさに、
一般の方でもWiiが人気のハードだと認識頂けているのではないでしょうか。
12月のWii本体月間販売数は80万台弱と、
昨年末の発売時ほどではありませんがかなりの数字を記録。
据置ハードでこの記録はさすがと言わざるを得ません。
もちろんソフト面でも上記のWiiFitをはじめ、
数多くのタイトルが多数販売されているのは言わずもがな。
まさしくこの年末年始の主役はWiiだったと言えそうです。
それと同等の動きを見せたのは王者ニンテンドーDS。
本体の12月販売数は100万台と王者の貫禄を見せ付けました。
当然ソフトもその規模は売れてくれたのですが、
あくまでも予想通りという意外性のない結果。
私個人の感覚と意外性の面でWiiを主役に挙げましたが、
間違いなくDSもかなり高いシェアを確保しています。
ソフトの面ではマリオパーティDSやドラクエ、
レイトン教授と悪魔の箱やFFIVなど良く動くタイトルもありましたし、
流星のロックマン2やイノセンスなど心配されたタイトルも良い数字を出しました。
トレーニング系タイトルが全滅に近かったのは残念ですが、
マリオカート、NEWスーパーマリオ、どうぶつの森などの定番も若干動きました。
ただ、流通面から見ると大きく品切れしたタイトルもなく、
逆に在庫過多で年を越してしまったタイトルもちらほら。
そういう面での不安材料は残したかもしれません。
そして本体の販売台数のみで言えばPSPは60万台を超える大ヒット。
本体のみで言えば一番印象深かったかもしれません。
しかしゲーム業界はハードでの利益はほとんど出ません。
ソフトを売ってなんぼの商売です。
期待の新作スターオーシャン1とハルヒも無難な数字でしたし、
そのほかに売れるといえばモンハンPばかり。
とはいえ月間販売台数は過去最高なわけですし、
市場への貢献度はかなり高かったのではないでしょうか。
PS3も平月に比べると倍以上の動きは見られましたが、
Wii程の驚きもなくまだまだ発展途上の段階と見えます。
もちろんキラータイトルが年末に多くなかった事もありますし、
まだまだ高価な買物である事も市場形成が整わない要因でしょう。
月末のデビルメイクライ以降のタイトルでの本体牽引を期待したいです。
PS2の市場は新作発売がある時のみの盛り上がりで、
年末年始はあまり関係なかったようです。
360は我々がどうこう言わずともしっかりユーザーは掴んでいます。
年末だからなんて事は考える必要のないハードでしょう。
長々と書きなぐりましたがここまでは新品の話。
この年末年始は最近元気のなかった中古市場が活性化。
思わぬお年玉をもらった感じです。
ここでも目にとまったのはWiiで、
良作の多いゲームキューブソフトの中古をお買い求めの方が多く、
メモリーカードやコントローラなど予想以上に動きがありました。
もちろんPS2やDSの中古も良く動きました。
本体の普及台数はこういう部分で強さが出ます。
全体的に見れば大きな値崩れも起きておらず、
本体関連もちょうど良い感じでしたし、
なかなかの年末年始だったのかも。
1月に入ってからの在庫削減や気持ちの切り替えが大変でしょうが、
ショップのみなさん、今年も1年間頑張っていきましょう。