■先週発売の新作動向
先週発売の新作タイトルで首位を獲得したのは、
大方の予想通り「DS:FINAL FANTASY IV」でした。
販売数は約30万本となかなかの数字を記録しましたが、
先週末にメーカー出荷が行なわれましたので、
現在は潤沢な在庫状況となっているようです。
今週も好調に売れていますので、
まだまだ伸びていく可能性も高そうです。
新作2位に輝いたのは「PS2:ナルティメットアクセル2」で、
発売初週で約10万本を販売しました。
この記録は前作よりひとまわり成長しており、
発売期間が短かった事も年末特需で打ち消したような形になりました。
3位は約9万本を販売した「DS:ドラベース」がランクイン。
消化率が90%を超えていてもおかしくない状況で、
いわゆる完売御礼状態となっています。
まだ需要を満たしていないようで問い合わせも多く、
来年1月中旬に行なわれる再出荷まで熱が引かない事を祈るばかりです。
新作4位は「DS:カードヒーロー」で約5万本の販売。
まずまずのスタートですがどこまで伸びるかが勝負でしょう。
新作5位は「PS2:パワプロ14決定版」で4万本弱の販売。
PS2版は前作並という結果になりましたが今回はWii版との同時発売でしたので、
Wii版の約1万本の販売分が成長しているという事になりそうです。
その他の新作も「PS3:タイムクライシス」「PSP:はじめの一歩」
「PSP:PATAPON」「DS:お茶犬の大冒険」「DS:テニスの王子様」
「DS:サバイバルキッズ」「DS:平成教育委員会」等1万本超えが多数あり、
さすがクリスマス&年末という結果になりました。
■先週の旧作の動向
旧作では「DS:マリオパーティDS」が大爆発。
発売週をおおきく上回る30万本以上の販売を記録し、
突然のミリオン達成というサプライズまで飛び出しました。
その後もペースは落ちる事が無く一気に品薄となっています。
Wii版のあとのDS版という事で多数の方々が警戒していましたが、
良い形で裏切られる事になりました。
年始商戦でも主役となりそうですので早めの確保を。
そしてそのWii版も年末特需に後押しされてDS版と仲良くミリオンを達成。
マリオパーティ8以外のWiiタイトルも大きく飛躍しており、
WiiFit、ギャラクシー、WiiSports、はじめてのWii、北京は、
いずれも10万本を超える販売を記録しました。
その他の旧作では「DS:ドラゴンクエストIV」が約10万本の販売で健闘。
「DS:レイトン教授と悪魔の箱」が約7万本の販売で安定。
Wiiも大きく伸びましたがDSもサードを中心になかなかの動き。
任天堂タイトルはブームが去った為トレーニング系タイトルが全く動かないですが、
マリオカートやNEWスーパーマリオ、ポケモン関連等ゲーム系タイトルは伸びたようです。
■ハードの販売動向
ハード関連ではDS、Wii、PSPが年末らしい動き。
DSは昨年程の動きではないにしろ2000万台を突破して尚この動きには脱帽。
しかも同じく2000万台突破ハードであるPS2を抜き、
国内現行ハードの普及台数首位に輝きました。
一家に1台ではなく1人に1台という見方が強く、
まだまだ伸びていくハードと言えそうです。
Wiiは先日400万台を突破したばかりでしたが、
先週も大きく上乗せし500万台が視野にはいってきました。
恐るべし年末任天堂パワー。